親子で2人3脚の花の小学校受験。最初で最後?

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3歳や4歳からお教室に通い、5歳では本番さながらの模試や実技テストを受け成績表が渡される。6歳には勝負服を着て本番に挑む。

生まれて6年で他人から評価され合否を判断される。

夫婦の教育観の違い、家庭の在り方、子供への想いなどについて家族会議の日々。

生活全般が受験のために営まれる。

 

想像を超えた世界に足を踏み入れてしまったら・・・


始まりはちょっとした好奇心

幼児なのにうちの子すごいかも!と、どの親も感じる瞬間があるだろう。

ひらがながスラスラ読める。
ボール扱いがうまい。
ハサミを巧みに扱える。
絵の感性が人と違う。
記憶力がいい。

ちょっとしたきっかけで、幼児教室の門をたたいてしまう。
どんなことをしているのだろう。
どんな子供たちがいるのだろう。
自分の子供はどのくらいの位置にいるのだろう。

そんな些細な好奇心が、入会へのステップになっていくのかもしれない。

野望へと変身

教室に入会した後は、小学校受験へ前進あるのみ!となってしまう。

伝統ある学校で、子供の大きな可能性や良いところを存分に生かせる。
人や環境に恵まれ、豊かな時間が過ごせる。
その後の受験競争にとらわれず、好きなことに没頭できる。

小さな子供の純粋な目を見ていると、良い条件ばかりが目につき、半ば洗脳されたような形で進めていくかもしれない。

子供も楽しめたら受験しようかな・・・なんて気持ちから、もう私立小入学の野望へと変化している。

親子で必死

教室では読み書きはなく、子供が納得するよう具体物を使っての授業が主流。
クイズ形式、遊びの延長、ゲーム感覚と、先生の力量具合で生徒の目の輝きが違う。

授業見学ができる教室もあれば、母子分離型のところもあり、それぞれに利点不利点があるようだ。

子供の不出来な部分が目について、ストレスを感じる親もいる反面、子供と共にすべてを受け入れて進んでいくという考えもある。

まだ4歳や5歳、理解したかとおもえばすぐに忘れ、
何度も根気よく続けなければならない。
読み書きテストはなしといえども、記号や○つけのペーパー試験があるので、
毎日ペーパーの練習も欠かさずする。
ペーパー、絵画、運動、巧緻性、行動観察(集団行動)、面談練習と、やることは盛りだくさん。

お行儀とリーダーシップ?

さて、お受験ではリーダーシップを取ろう!と言われることもある。
大人の世界でもリーダーになることは容易ではない。
集団行動のテストでは我先に声を出せ、大きな声で提案をしよう、一番にアイデアを出そう、などと喝を入れられる。

女子はカトリック校受験の場合、お行儀や身だしなみも気をつけなければならない。
椅子に座るときは足を閉じ、手はお膝、言葉使いも注意。

活発さとおしとやかさ、、、子供にアドバイスする方としても声掛けに戸惑ってしまう。

子供100人いれば100通りの良さがあるはずだが、
そうはいってられないのがこのお受験界。

ある程度の基礎は必要で、その上にその子の持つ能力や光るものを見てもらえたらいいのでしょう。

親子でやり通してきたものを強い自信として、試験当日に子供のピークの出来で挑戦できると、
親の大きな役目が果たせることでしょう。

春は必ずやってくる

結果が白黒はっきりでてしまうのが受験。

ご縁がなかった、家庭の雰囲気と合わなかった、体調不良、OBOGでなかったなど色んなことを考えてしまうが、
残念な理由はなく、合格するのに理由があったと考えた方が、小学校受験らしいと思う。

どんな結果になっても、どの家庭にも必ず春がきて、
一時期は厳しい残冬の春でも、中学受験に臨む強いパワーに変える人もいる。
希望の小学校で暖かい春を迎える人もいる。

小学校受験の結果だけで人生の正解不正解はわからないし、
子供の可能性はそんなものだけでは測れない。

ただ受験を経験したものとして言えるのは、
家族みんなでこんな濃厚な時間を過ごしたことはなく、
親としては貴重な大切な思い出となっている。

子供から「一緒に頑張ってくれてありがとう」と言われた瞬間、厳しかったグレーの日々がバラ色の時間に変わった。

子供に育てられ教育された貴重な日々。
家族で決断し自分に責任を持ってその時出来得る限りの判断をしていたなら、
どんな教育観でも、子供は感謝するのだろう。

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