2歳を過ぎ、子どもにもそれぞれの個性が出てくるようになると、ママは「こういう子に育ってほしい」「そろそろ習い事も考えなくちゃ」などと、理想通りの子どもになってくれるようにと願い、時には理想と現実のギャップに悩んでしまうこともあると思います。
そんな時、少しだけ立ち止まって考えてみてほしいのです。
個性が出始める2歳児
一歳半くらいまでは、素直にママの言うなりになっていた子供にも、段々と個性が出始めて来ます。
ママが、お出掛けだから髪を結んであげると言っても「いや!」と言ったり、子どものために買ってきたおもちゃなどには、目もくれずに毎日、外で泥んこになって遊びたがってみたり、とにかく親が思ったようには行かなくなってくるのが、2歳を過ぎた頃からなのです。
習い事は子どもの気持ちを優先しよう
最近では、2、3歳児からの英語やスイミングなどの幼児教室などもあって、興味を持つママたちも年々増えているようです。
仲が良かった同年齢のお友達などが、習い事を始めたと聞いて焦るママもいるでしょう。
習い事に関しては、各家庭の方針もあると思うので、何とも言えませんが、少なくても子どもがその時に、興味がない場合には、慌てて始めることはないのではないかと私は考えています。
早期教育を受けることが必ずしも、子どもの将来に大きく影響するとは限らないと思うからです。
子どもが自分から、やりたいと言い出して楽しく続けられるようならば、問題ないと思います。
几帳面なママほど気をつけて
几帳面で真面目なママは、子どもの行動や頭の良し悪しを、自分のしつけのせいだと思い込んでしまいがちになります。
本来は、子どもにそういう基準を設けることの方が、どこかおかしいと思うのですが、最近のお受験ブームなどで、あるべき子どもの姿がイメージ化されている所は、否定できないと思います。
しかし、子どもにこうあってほしいと願うあまりに、口やかましく行動を縛ったり、指示したりしていたら、子どもの自主性は発揮されません。
はじめから理想を決めて、そこに子供を当てはめようとするのは、やめましょう。
親の理想で子どもを縛らないで
子どもを心配するあまりに子どもの行動に口を挟んだり、つい価値観を押し付けてしまったりすることもあると思います。
しかし、子どもは、失敗とか成功した体験を積み重ねて、色々学んでいくので、失敗することが分かるからと言って、親が行動を止めても、子どものためにはならないこともあるでしょう。
ありのままの子供を受け入れよう
2,3歳くらいの子どもは色んな表情を持っています。
時には欲張りだったり、わがままだったりもするけれど、それは自我の表れで、まだ自己コントロールが上手ではないだけです。
だから、子どもの一面だけを見て、落ち込んだり喜んだりするのはまだ、早いのです。
もし、どうしても子供の行動を制御したくなってしまったらこう考えてみてください。
もし、自分が子どもの立場だったら、どう思うだろう?
ありのままの自分を受け入れてほしいと思うのではないでしょうか?
子どもにとってママは一番大事で、大好きな存在です。
だからこそ、ママは心を広く持って、子どもが迷った時には「ママは、こうしたらいいと思う」と伝えていけたら素敵だと思うのです。