一般的に赤ちゃんが病気にかかりやすくなるのは、お母さんから貰った免疫が切れてくる6ヶ月以降が多いようです。中でも風邪は肺や気管支の機能が未熟で抵抗力も弱いのでかかりやすい病気の一つです。家庭でのお世話の仕方をご紹介します。
厚着をさせず衣類はこまめに交換
熱があるときに、厚着をさせたり、布団をかけすぎたりすると、熱の逃げ場がなくなってしまい、かえって熱を上昇させることがあります。衣類はいつもより1枚少なめにします。
汗ばんだ衣類をそのままにしておくと、汗で体を冷してしまうので、背中に手を入れてみて、衣類がじっとり湿っているようなら、こまめに取り替えましょう。
食欲があれば食べられる好きなものを
風邪を引いていても、食欲があるのなら、離乳食はいつもどおりでかまいません。食べられる好きなものを欲しがるだけあげましょう。
食欲がないときは無理に食べさせる必要はありませんが、熱があるときには、喉越しがよく口当たりの良いものが食べやすいようです。水分補給のために、汁気の多いものもおススメです。母乳はミルクも欲しがるだけ与えましょう。
ちなみに、熱があるときに我が家で活躍した食べ物は、煮込みうどんやヨーグルトでした。ヨーグルトに大好きなバナナを入れると、食欲がない時でも食べてくれましたよ。
こまめに水分補給
熱や下痢、嘔吐などの症状があると、脱水症状を引き起こす恐れがあります。時間や回数にこだわらず、湯冷ましや麦茶など、赤ちゃん、お子さんが飲めるものを欲しがるだけ飲ませます。赤ちゃん用のイオン飲料も、汗で失ったミネラルを補うのでお勧めです。
ちなみに我が家の子供の場合、熱があると、夜中に起きてしまう事が多かったので、麦茶やイオン飲料が入ったマグを枕元に置いていました。夜中に、起きたときに飲ませ、少なくなったら補充していました。
部屋の温めすぎに注意
部屋を暖めすぎる必要はありません。暑すぎず寒すぎず、快適に過ごせる温度にしましょう。エアコンを使う時は、風が直接当たらないように注意しましょう。
ときどき、窓を開けて、新鮮な空気を入れることも大切です。
無理に寝かせなくてもOK
かぜを引いた時は、静かに過ごす事が基本ですが、無理に寝かしつける必要はありません。外出などは避け、普段どおりに過ごせば大丈夫です。熱もなく機嫌がよければ、お風呂に入れてもかまいません。
赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、かぜの症状が悪化してぐったりしていないかなど、症状をみて病院を受診しましょう。ちなみに、我が家の場合、病院で感染症を移されないように、熱がない場合は耳鼻咽喉科を受診し、熱がある場合、小児科を受診するようにしています。
初めての風邪や熱の時は、赤ちゃんも不安でぐずりがちになりますが、お母さんが優しく接することで不安も解消されます。お世話で大変な時にぐずられると、お母さんも大変だとは思いますが、優しく接してあげましょう。