次つぎと汚れる子供の服。お外で遊べば、砂や泥で汚れ、ご飯を食べれば、食べこぼしで汚れ、朝はオネショで… と、一日で何回も洗濯機を回さないといけません。もちろん大容量の5.5キロ全自動だったり、乾燥機つきだったり、斜めドラムだったり。それぞれのご家庭には、それぞれの洗濯機があるでしょうが、ここでは、お洗濯の労力を減らすとともに、いつまでも生地も痛まず、型崩れもしない洗濯のポイントを紹介します。
泥は徹底的に落としてから
ドロドロの子供服。雨上がりに遊んだり、水溜りにはまったり。大雨のグランドで部活(クラブ活動)の練習をした後なんかは、目も当てられない… なんてことも。もちろん泥は落として洗濯機に入れているとは思いますが、軽く水洗いするだけでなく、バケツや洗面器で、ジャバジャバ洗ってしまえば、洗濯機でほかの洗濯物に泥や砂が移ることもありません。
この、ジャバジャバ洗うときにコツは、ランドリーネットに入れて、バケツの水に出し入れする。そうすれば、砂がネットから水の中にいったん出れば、戻りませんよ。
漂白剤はすべての洗濯物に
漂白剤を使うか使わないか。結構悩むこともあります。
子供の肌が荒れないか、洗濯槽が痛まないか、ママの手が荒れないか。いろいろ不安はありますが、結論は、弱酸性の漂白剤をすべての洗濯で使いましょう。
アルカリ性の漂白剤は少しきつい。いくら弱アルカリ性でも使わないほうが、赤ちゃんや子供の肌に刺激を与えないですね。
漂白剤は除菌、殺菌効果もあります。ご飯の食べこぼしや、ぬれた靴下は雑菌の温床。ぜひ駆除をかねて弱酸性の漂白剤を使ってください。
洗濯専用の漂白剤でなくても大丈夫。台所やお風呂の漂白剤を兼用してください。
いつまでも生成りの生地、とくに肌着は白いままで着続けることが出来ますよ。
柔軟剤は控えめに ~ 柔軟剤入りの洗剤も控えめに
一方で、柔軟剤は避けましょう。
普通の洗剤(天然由来のせっけん、合成洗剤)では、ごわごわの洗い上がりになってしまい、「ちょっとちくちくするかな」ということもあります。
そんなときに、テレビコマーシャルの「ふわっと仕上げる」柔軟剤を使ってしまっていませんか? 実は、柔軟剤は水との親和性が悪い。つまり水を吸わない仕上がりになってしまいます。
綿100%のシャツが、汗を弾いてしまう … 不快な肌触りになってしまいます。
やわらかく仕上げる柔軟剤、そして柔軟剤入りの洗剤は、合繊(ナイロンなど)には効果があることもありますが、Tシャツや肌着には避けましょう。
干し方の工夫 ~ 室内干しでも良く乾く
梅雨や雨降りが続くと、せっかく洗った洗濯物が乾かない。乾燥機つきの洗濯機でも、乾燥機を使うと部屋に湿気がこもってしまう。―― そんな悩みには、部屋干しで早く乾かせるコツがあります。
まずは、部屋の中の空気を循環させること。サーキュレーターや扇風機を回すだけでぜんぜん違います。次に除湿をすること。クーラー(エアコン)の除湿機能、もしくは除湿機を使いましょう。この2つの工夫で、驚くほど早く乾きます。
最後に、室内用の洗濯物干しを手に入れること。室内干し用の物干しは各社出ていますが、わが家ではIKEAの物干しを愛用しています。たくさん干すことが出来ますし、風が通りやすいように、間隔を広げて干すことが出来ます。
靴も洗濯機で洗えますよ
最後に悩みは、運動靴。とっても汚いし、臭うし、洗いたいですよね~~
手洗いでゴシゴシ、ブラシでシコシコ洗うのも良いのですが、思い切って洗濯機で洗っちゃいましょう。
コツは、少ない水量、弱い水流、ランドリーネット。
自動給水が標準搭載の洗濯機がほとんどだと思いますが、手動で一番少ない水量にしましょう。洗剤を先に溶かして、しかも濃度を濃くして、つけ置き状態にします。
ランドリーネットに片足ずつ入れます。これは汚れを再付着しにくくするためと、靴の保護です。ランドリーネットは小さめのものを使うのが、絡まらずに仕上げるポイントです。