家計簿をつけられない、という人の多くが、市販の家計簿に不満をもっているようです。費目が自分の家計と微妙に合ってない、細かく分けて計算しなければならなくて面倒、など……最近は便利なアプリも多いですが、こちらも上手く使いこなせるまでには時間と慣れが必要で、結局は途中で挫折することも多いんです。
そんな方にオススメなのが、「一行家計簿&クリアファイル家計簿」です。誰にでも簡単に始められて、しかも長く続けられること間違いなし!
どんな使い方をするのか、簡単にご説明していきますね。
「一行家計簿&クリアファイル家計簿」とは?
フジテレビ「ノンストップ」という番組の中で、ファイナンシャルプランナーのいちのせかつみさんが紹介された、お金が貯まる法則をご存じですか?
消費税アップなどで圧迫される家計を、そのままにしていてはお金は貯まりません。家計の予算と支出を把握して、しっかりとお金を管理する必要があるんです。それが簡単に実践できるのが、「一行家計簿&クリアファイル家計簿」です。それでは、実践方法をみていきましょう。
「本当はいくら使えるのか?」を知ろう
まずは、家計を見直すために、使える生活費の費目と予算を出しましょう。手取り月収から計算しますので、我が家に合った予算を知ることができます。
食費&日用品…17% おしゃれ…3% 趣味…2% 外食&交際費…3%
これで合計25%に収まるのが理想の家計です。残った75%を住宅ローンや教育費などに充てるようにしましょう。
例えば手取りが30万円の場合は
食費&日用品…約5万円 おしゃれ…約1万円 趣味…約6000円 外食&交際費…約1万円
貯まらない家庭では40%程度をしめているそうなので、実践できればなんと約4万円の節約になります! あくまで目標なんですが、意識することが大事なんだそうですよ。
「実際にいくら使っているか」を知ろう
家計簿で大事なのは、続けること、そして出費を把握すること、です。そのために、「一行家計簿」をつけていきましょう。
必要な項目は先ほどの「食費&日用品、おしゃれ、趣味、外食&交際費」という4項目、それに「その他」を加えて、それらの合計とその日に財布に残った金額を記入します。各項目の下には、最初に立てた予算も記入しておきましょう。
あとは毎日一行、各項目にいくら使ったか、金額を書くだけ! 金額はだいだいざっくりでOK、きっちりやろうとしては続きません。支出を書いたら、最後にその日のお財布に残っている金額を書きます。「昨日より使っちゃったな」「今日は少なくてすんだ!」など、毎日お金の流れを意識することが大切なんですね。
クリアファイルでお金を管理しよう
予算と支出が把握できるようになったら、あとはお金の管理です。最初に算出した「使えるお金」を日割して、「1日に使えるお金」を計算します。毎日その分だけを使い、残りを貯金するようにしましょう。ここで使うのが「クリアファイル家計簿」です。クリアファイルは、セリアやダイソーのような100均でも購入できます。
・1日1ページ、各ページのファイルに1日、2日と日付を書いた紙を入れる。
・1ページずつ、「1日に使えるお金」を入れる。
・毎朝、今日の日付のファイルからお金を取り出して、お財布に入れる。
・夜、余ったお金とレシートをページに戻す。
ここでのポイントは、ファイルに戻したお金は絶対にさわらない、ということ。もしも赤字になってしまった時は、日付を書いた紙に使った金額を書いておきましょう。
目標は1年で50万円!
ファイルに残ったお金を、月末にじゃらじゃらと出してみましょう。残った分が、今月に貯金できる金額です。家計簿でありながら、まるで貯金箱ですね!
とても簡単なのですが、この方法なら予算以外のお金を使わないようにできますし、お金がみるみる貯まっていきます。もしも1日に300円余れば、1ヶ月で約1万円も貯金できるんですよ。一行家計簿とクリアファイル家計簿を組み合わせると、なんと1年間で約50万円も貯まる計算になるそうです。
続けることで自然と支出が抑えられ、貯金もできるこの家計簿、ゼヒ試してみてください!