外出先で、子連れに対して冷たい視線を感じたこと、ありませんか?
特に何も迷惑をかけていないのに舌打ちされたり、睨まれたり、あからさまに迷惑そうな顔をされたりと、子供連れでの外出で気を遣う場面もちらほら。
一部のいわゆる「子連れ様」のせいで、全ての子育て世代が冷たい目で見られるのってなんだか理不尽ですよね。
そんな視線も、ひとりひとりの心がけで好印象にチェンジする事が出来るんです。
子連れの方もそうでない人も、お互いに気持ち良く過ごすために、親が気を付けたい事&出来る事をご紹介します。
靴をはいたままのぼらせない
電車やバス、レストラン、病院の待合室など、座席の上に靴を履いたままヒザ立ちしているお子さんを見かけた事はありませんか?
土日の電車の中など、必ずと言っていいほど見かけますよね。
泥だらけではない靴でも、やはりそこは「土足」。
座席にのぼりたがるようであれば真っ先に靴を脱がせましょう。
「靴のままのぼると、座席が汚れて次に座る人が嫌な気分になるよ」と伝えるのもポイントです。
衛生第一の病院ならなおさら重要です。
椅子にあがる時は靴を脱ぐか、ちゃんと腰を下ろして座って待つように伝えましょう。
あとたまに見かける、スーパーのカートに靴のまま載っているお子さんは論外です。
非常識のかたまりと見られてしまいます。絶対にやめましょう。
食べ終わった後は片付けよう!
これは飲食店で勤務している友人から聞いた意見です。
子連れOKのお店でも、こんなお客さんには来てほしくない!というのが以下の内容。
・食べ終わった後の机の上が汚れっぱなし(ふきんが置いてあるのに)
・持ち込んだ離乳食のゴミもそのまま
・床にこぼした食べカスもそのまま
子連れでの外食だと、子供がぐずってしまって慌てて食べ終えて会計して帰らざるを得ない時もありますよね。
ですがそこは公共の場。
「片付けるのは店の仕事でしょ」と思っていても、汚したら拭く、持ち込んだ離乳食のゴミは持ち帰るなどマナーを守りたいところです。
ファストフードやフードコートなど、セルフサービスで水やトレイを片付けるところもありますが、放置していく客層は子供連れが圧倒的に多いという意見もあります。
ネットで検索してみると、意外に「子供連れNG」のお店が多い事にびっくりします。
理由はマナーを守れない客が多いから、というのが大半。
「食べ終わった後は片付ける」というのは子供への大事なしつけ。
まずは親御さんが見本を見せましょう。
通路、ふさがっていませんか?
ママ友や自分の家族などと一緒に買い物に行くと、つい並んでベビーカーや店内カートを押して歩いてしまいますよね。
また、知り合いと偶然行き会った時につい立ち話をしていませんか?
そんな時に注意したいのは、通路をふさいでいないかどうかというところ。
スーパーの通路の幅はカートのすれ違いをするのもギリギリ。
広いショッピングセンターの通路も、ベビーカー2台で並行すればすれ違う時にぶつかってしまう事もあります。
ベビーカーを並行して押しながらのショッピングは、混雑具合や通路の幅を見ながら判断。
前方から人が来たらすぐに避けましょう。
スーパーなどの店内での立ち話は基本的に控え、場所を移すなどの配慮をしたいところですね。
店内で子供を放置するのは危険&迷惑
最近は色んなお店でもキッズスペースみたいなところが設けられていて、お子さんが退屈しないような工夫がされていますよね。
そんな時、子供だけそこに残して別の商品を見に行っている方も多いのではないでしょうか?
パパやママもたまにはゆっくり買うものを探したい時もありますよね。
ですが一般的な店舗の陳列方法は、子供の目線では大人を探しづらいという盲点があります。
キッズスペースで遊んでいても、ふと親がいないことに気が付いて「ママー!どこー!」と大声で探し回るお子さんを見かけた事はありませんか?
店内を走り回る・大声を出すのは店や他のお客さんにとっても迷惑です。
万が一、陳列棚にぶつかって商品が落ちてきたら危険!
さらに、子供が連れ去られてしまう可能性だってあるんです。
子供だけ放置や走り回らせることのないよう、大人が常に付き添いましょう。
店内を走り回ったりしてふざけるようなら、買い物は後回しにし、心を鬼にして帰宅する対応も必要です。
「ひと声かける」だけでも印象は変わります
ここまで読むと、
「外出するだけなのに、子供連れだからってこんなに気を遣わなきゃいけないの?」
とちょっとゲンナリしてしまいますよね。
ですが少し立ち止まって「周りの人の気持ちになって考えて」みませんか?
これから座ろうとする席に、誰かが土足で乗っていたら嫌な気持ちになりますよね。
美味しくご飯を食べているのに、隣の席がうるさく、ぐちゃぐちゃと散らかっていたら気分が悪くなりませんか?
買物をしている時も、通路がふさがっている、子供が走り回っている、大声を出している、気が散りませんか?
それが周囲の人の通常の「感じ方」だと思います。
子供というのは大人の思うように行動してくれません。
予想外の事をしでかしてばかりです。
そんな時に心がけたいのは、「ひと声かける」こと。
食事の為にお店に入ったら、「小さい子がいるので騒がしいかもしれません、すみません」と隣のテーブルの方にひと声。
食べ終わったら「お騒がせしました」とお隣や店員さんに声をかけて退出。
ベビーカーを押していて、前から来る人が避けてくれたら「ありがとうございます」など、たった一言で周りの人の受け止め方も変わってきますよ。
いかがでしたか?
子供連れだからといって肩身狭く感じる必要はありません。
ほんの少しの気遣いでグッと楽になりますし、周りも優しく接してくれるもの。
お互いに気持ち良く過ごせるように、普段から心がけたいですね!