子育ての世代間ギャップに悩む前に☆今と昔の子育ての違い

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育児の仕方は日々変化しています。

昔、良かったことが今では駄目になっていたりと変化し続けています。

それは離乳食の食べさせかただったり、スキンケア、お風呂の入れ方だったり、日常的な育児の中で変化したこともたくさんあります。

今と昔では正反対の育児法がすすめられていることがたくさんありますので注意しておきましょう。



今のママの子供の頃の育児は今の育児と違う

今のママの子供の頃は、「抱き癖がつくから頻繁に抱っこしてはいけない」 「大人が口の中でやわらかくしたものを赤ちゃんに食べさせる」といったことが自然とおこなわれていましたが、今はタブーとされています。

理由は子供に十分な愛情を伝えるためには必要なことであり、情緒の安定した子に育てるためにも抱っこは大切といわれています。

抱っこは赤ちゃんとの大切なコミュニケーション法の一つですので、抱っこできる時期にたくさん抱きしめてあげましょう。

また、大人が口の中でやわらかくしたものを食べさせることですが、これは衛生上の問題により、今では避ける行為とされています。

大人の口の中には虫歯菌や病原菌がいるので、これが赤ちゃんを通して感染してしまう恐れがあるのです。

赤ちゃん自信が自分の口の中で調度良いやわらかさにして飲み込むということも口の発育のためには必要な過程の一つであり、離乳食の硬さ調節は調理法でコントロールしていきましょう。

離乳食前の味慣らしは必要がない?

意外と知らない人が多い離乳食前の味慣らし。

昔は、母乳やミルクから離乳食へと移る前に味慣らしの一環として果汁やスープを飲ませ、母乳やミルク以外の味を覚えさせることがおこなわれていましたが、今では味慣らしをする必要がなく、母乳やミルクだけで十分と変わってきています。

また、一昔前まで離乳食を始めるタイミングは生後4ヶ月を目安とされていましたが、今は生後5ヶ月を過ぎてから(遅ければ遅いほどよい)とされています。

定番だけどタブーとされているスキンケア

赤ちゃんにとってあせもトラブルは避けて通れません。

常に肌を清潔に保ち、あせもで肌がただれてしまわないよう注意しましょう。

昔の定番スキンケアとしてベビーパウダーを使用していた時期がありました。
ベビーパウダーをつけてあげることであせもになりにくく、あせも予防があると言われていたのです。

しかし、今ではベビーパウダーをつけることで、汗腺や皮脂腺を詰まらせてしまい、かえってあせもや肌荒れを促進させることになることが分かり、あせも予防に使われなくなっているのです。

ベビーパウダーを使用する場合は清潔を保ち、肌の調子を見ながら使用していきましょう。

また赤ちゃんの体を洗うときはお湯だけで十分と言われていましたが、これも注意が必要です。

体の汚れはお湯だけでは落としきれない事も多く、汚れが溜まり肌荒れを起こす原因になるのです。

石鹸によって汚れを取る事は大切ですので、1日1回は必ず石鹸で体を洗ってあげましょう。

入浴のルールの違い☆実はお風呂に入れても大丈夫

一昔前までは、予防接種を受けた日や風邪気味の日はお風呂に入れていけないと言われていました。

しかし、清潔な体を保つためにも汗や汚れを落とすのは良いことですので、予防接種を受けた日でも風邪気味の時でもお風呂に入れてあげたほうが良いのです。

但し、予防接種を受けたところはこすらないようにしましょう。

また、風邪気味の時は長湯を避け、シャワーで手早く体を洗う方法でお風呂に入れてあげましょう。

当たり前の対処法は今では危険行為!?

赤ちゃんが頭をぶつけ、大泣きした場合、あなたならどうしますか?

すぐに泣いたから大丈夫と思いますか?

昔ならすぐに泣いたから大丈夫と安心するでしょう。

しかし、医療の現場の変化により、これは大丈夫ではないとわかったのです。
頭をぶつけてすぐに泣いても、頭の中で異変が起こっている場合もあるのです。

長い時間が経ってから症状が現れることもあります。

時間が経ってから気付いたのでは手遅れになっていることもありますので、頭を打った場合はすぐに医師に相談しておきましょう。

また、赤ちゃんが痙攣したら口に指を入れる、擦り傷を負ったら唾をつけておくといった対処法が当たり前でした。

しかし、痙攣している赤ちゃんの口に指を入れると、呼吸困難を招く恐れがあり、擦り傷に唾をつけると傷口に雑菌を繁殖させてしまう恐れがあるのです。

これまで当たり前と思っていた対処法も、今では危険を招く恐れがあるのです。

「こうすればいいだろう」と当たり前のように判断していることは、一度、本当に正しいことなのか?と考える習慣を持つようにしてみましょう。

一昔前まで良いとされていた育児法も、研究や医療現場の変化に伴い、今では「してはいけない育児法」となっていることがあります。

今と昔の育児法の変化を知り、赤ちゃんに負担をかけない育児を目指していきましょう。

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