自分のこどもが、幼稚園や保育園に通い出すと、親としては、心配なこともたくさんありますよね。初めてお母さんのもとを離れて毎日を過ごすようになるわけですから当然です。自分の子は大丈夫だろうかと、親として心配になってしまうことについて5つ紹介したいと思います。
恥ずかしがる
恥ずかしがるというのは、決して悪いことではありません。長所として認めてあげてはいかがでしょうか?それだけ、感受性が豊かということです。ほかにも、子供の長所と短所は裏表ですよ。臆病なのは慎重ととれますし、落ち着きがないというのは活発、のろまというのはおっとり、などです。家庭でも、いいところを褒めてあげて、認めてあげると、子供にも自信がついていきます。
いじめられていないか心配
3歳児の頃は、物の取り合いなどで、すぐにけんかになります。自分中心の時期なので、人にゆずったり、待つということがなかなかできません。思っていることをうまく言葉で表現できないので、手が出てしまうことも多いでしょう。それなので、子供にとっては、「○○くんがぶった」とか「○○ちゃんがいじめた」などという風にとってしまうのです。このぶつかり合いは、友達を作って社会性を身につけていくためには大事なことでもあります。先生やお母さんたちも、子供同士のお互いの気持ちを伝える手伝いをしてあげたりして見守りましょう。成長のワンステップと考えるといいですね。
友達がいないみたい
3歳の頃は、一人遊びが楽しい時期でもあります。一人であっても、おもちゃや砂場などでじっくり遊んでいれば、特に心配はありません。そのうちに同じ遊びをしている子たちと自然に友達になるでしょう。子供はみんな元気に友達と遊びたがるというわけではありません。みんなで活発に遊ぶより、一人でじっくり遊ぶのが好きな子もいます。やさしくて感受性豊かな子はすんなりみんなの輪の中に入っていけないこともあります。一人ずつ個性があるので、無理に友達と遊ばせようとする必要はありませんよ。
指しゃぶりやチック
指しゃぶりやチックをする場合、その行為を注意しても、根本的な解決にはなりません。このような行動は、下の子の妊娠や出産でお母さんに充分甘えられないときや、妹や弟にやきもちをやいている場合などが考えられます。園に入って、慣れない生活にストレスを感じたり、さびしいときなどに見られやすい行動です。その子の気持ちを受け入れて、抱きしめたり、一緒にお風呂に入って抱っこしてあげたり、添い寝をしてあげるなど、充分甘えさせてあげるといいでしょう。
仲間に入れてもらえない
年少くらいの時期は、「いれて」という言葉をいうと「いいよ」と言うことを覚えますが、同時に「だめよ」と言う言葉も覚えます。おもしろがって「だめよ」ばかり言う子もいます。まだ自己中心性の強い時期なので、自分の都合のいいように話したり、行動したりするので、拒否をされることも多々あるでしょう。この時期のそういった体験が、友達づくりの基礎となり、やさしさや思いやりも持てるようになりますよ。園の先生たちも、状況を見ながら子供達の間に入って、仲介役をしてくれるはずです。心配なことがあれば、遠慮せずに、先生に相談してみましょう。