「犬がほしい」。子供が大きくなってくると、ペットを飼いたいと言い出します。わが家の娘も、お友達の家にいる、チワワが気に入って、遊びに行くたびに「犬がほしい」「犬が飼いたい」と繰り返しましたが、残念ながらマンション住まい。子供の情操教育にも良いので、ぜひペットを飼ってあげてほしいですね。もちろん犬や猫は条件に合わないので、においも気にならない小動物。わが家でも娘たちが世話をするという約束で、たくさん挑戦しました。アレルギーなどの条件もあるので、慎重にお勧めさせていただきます。
金魚 ~ 省スペースで手間がかからない
犬や猫はダメなので、じゃあ、部屋の中で飼えるものは? と思いついたのが、きんぎょちゃん。
お祭りに行ったら、金魚すくいをしましたし、持ち帰っても飼えないので、そのまま逃がしてあげましたが、欲しがる娘たち。絵本「きんぎょがにげた」の影響もあったのでしょうか。
最初は、小さな和金(フナ)を10匹ほど買ってきて、小さな金魚鉢にブクブク(空気ポンプ)、水草と石を入れただけ。えさも売っていますし、すぐに大きくなりますから、ときにはミジンコや糸ミミズ(いずれも乾燥)をエサとしてあげていました。
娘が近づくと、金魚たちもゆらゆら近づいてきたのが今でも思い出話になります。
縁日の金魚すくいの金魚は、最初から弱らせているので、すぐに死んでしまいます。ホームセンターか、鯉・金魚の専門店で購入してください。
ハムスター ~ 本当は夜行性です
かわいい小動物NO1は、ハムスター。ほっぺたに、たくさん食べ物を溜め込んでいる顔は、なんともいえないユーモラスですね。
飼育は難しくないですが、暑いのが苦手。適度な運動をする遊具を入れてあげるのも大事ですし、あんまり触りすぎると死んでしまいます。本来は夜行性なのでゆっくりと眠れるように、ケージに黒い布をかけてあげましょう。
病気に弱いので、床に敷いた新聞紙やペットシーツを頻繁に交換してあげること。あと、子供が次々とできますので、あまり増えすぎるようでしたら、お友達に差し上げるのも良いと思います。
カメ ~ 雑食性と進化を学ぶ
カメは長寿の象徴ですね。大きなカメになると何百キロになるとか。ガラパゴス諸島のゾウガメも有名ですが、ペットして買うのは、体長10センチから15センチの、かわいいカメさんです。
主に水の中で泳ぐ水棲(すいせい)、陸地でヨチヨチ歩く陸棲(りくせい)。両方のカメがありますが、やはりカワイイのは陸で生活するカメですね。ペットショップで2000円前後、人気があるのは、通称ミドリガメの、ミシシッピニオイガメ。首をちょこんと出して、かわいいユーモラスな姿は、子供たちに人気です。
水槽があれば、用意するものは特にありません。脱走だけには注意です。
えさは、安いものでは煮干、固形資料や木の皮なども食べますよ。
理科の勉強にもなる、楽しいペットですね。
アリ ~ 巣を作るのが面白い
アリを飼う?? ちょっとビックリですが、静かなブームになっています。
それは、アリが一所懸命に巣を作る様子を観察するんですね。ペットとはいいにくいかもしれませんが、餌を用意したり、湿り気を与えたりと、飼育は楽しいです。
とくに、女王アリを中心に、けなげに働く、働きアリは頑張り屋で、1日2日で、用意していた土は、ほぼ彫り尽くされてしまいます。
色のついた人工的な土を使った飼育キットも売られていますし、アリの生体つきの商品もありますよ。
ウサギ ~ 意外に凶暴ですよ
最後にお勧めするのはウサギちゃん。ミフィーやピーターラビットなどの絵本でもなじみがありますし、学校でも飼育しているところがありますよね。
ウサギは、犬や猫の飼育を禁止しているマンションでも、ほぼ飼うことができる最大のペットです(特別なルールがある場合を除く)。わが家でも3年ほど飼育していましたが、それほど大きくもならず、何でも食べますし、飼育も難しくはありません。
ただし、懐くには相当な忍耐が必要です。しかも、もともとは野山を駆け巡っていた、野生生物。結構凶暴で、噛み付かれたことは数知れません。
ウサギにもたくさん種類がありますし、交配で大きくならない品種もいますので、ペットショップでよく見て、相談してくださいね。
とってもきれい好きですので、お掃除にがんばる子供たちを応援してあげてください