外に出る機会が増えてきたら、「お子さんはいくつ?」と聞かれ、「○ヶ月です」と答えると、「ハイハイの時期ね!」とか「立っちの時期ね!」と言われた事ないですか?我が娘、一般的に言うハイハイの時期も立っちの時期も遅かったので、何気なく言われるその質問がとても嫌だったのを覚えてます。でも今振り返ると・・。悩む前に一度読んでみてくださいね。
寝返りする時期
生後5~6ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんが寝返りをするようになると言われています。生後6ヶ月を過ぎたのに赤ちゃんがなかなか寝返りしないと心配になります。私がそうでした。
一般的に、赤ちゃんができるようになる順番は「寝返り→お座り→はいはい→立っち」と言われます。これは、体が「首→胴体→腰→腕→脚」の順番に強くなっていくからです。
しかし、胴体の筋肉が強くなったからといって必ず寝返りをするようになるかというと、そうではないのです。赤ちゃんの中には、寝返りができる筋肉がついたにも関わらず、何らかの理由で寝返りをしようとしない赤ちゃんがいます。
・うつぶせになりたくない・・・うつ伏せが嫌いで、寝返りするとうつ伏せになってしまうことがわかっている赤ちゃんは、うつ伏せになるのが嫌で寝返りをしない。うつ伏せから仰向けになる「寝返り返り」はできるという赤ちゃんもいます。
・体が大きめ赤ちゃんは遅い・・・体が大きめの赤ちゃんの場合は、体重が重くてなかなか寝返りができなかったり、お肉が邪魔をして動きにくい場合があります。足や腰をひねって動かそうとしていれば、それは寝返りチャレンジしている証拠!少し時間がかかると思いましょう。
お座りする時期
6ヶ月頃からが、お座りを始める時期と言われますよね。
赤ちゃんがお座りをする為には、腰骨の成長とおしり周りの筋肉の発達が重要。腰骨とおしり周りの筋肉の成長を考えずに、お座りをさせると未発達な骨や筋肉に大きな負担をかけてしまいます。
グラグラ不安定でお座りを嫌がる・・・首が座っても赤ちゃんの体は頭に重心がいきやすいのでフラフラ不安定。赤ちゃんの首がすわってすぐに、お座りをさせるとバランスがとれずにグラグラ上半身が動いたり頭がユラユラ。上半身が不安定だと両手が前に出て、体を支えようとします。これは反射神経の成長の1つです。この場合は、お座りをさせる時期では無いと判断してもう少し待ちましょう。
ハイハイする時期
赤ちゃんが、ハイハイし始めるのは、5~8ヶ月ごろと言われています。
早くても遅くても、気にしないようにとはわかっていても、遅いのは心配になりますよね。
私の娘も、大きめだったので早いかなと思っていたのになかなかハイハイせず、何かの病気かなとまで心配しました。
ハイハイをしないとどんな影響があるのか、何かの病気の兆候なのかを行っていた福祉支援センターの保健師さんに聞いたことがあります。
•ハイハイをすると良いことは色々あるけれど、しない事で悪い影響はない
•発達障害を疑う時は、もっと色々な兆候がある
•ハイハイだけをしない障害や病気はない
ハイハイをしないならしないでもいいやとは思ってはいても気になるのが現状ですよね。
私がやったのは促す方法。お座りの状態でお気に入りのおもちゃを手が届きそうで届かないところに置いて取りに来るように促しました。
たっちする時期
歩くために必要な条件は、全部で4つ。
①体の筋力が強くなり、自分の体をちゃんと支えられるようになる。
②体のバランスをとる小脳などが発達している。
③転んだ時にパッと手をついて体を守る姿勢をとれる。
④赤ちゃんの歩きたいという好奇心。
体の成長という要素も大きいですが、2本の足で歩くという事は赤ちゃんにとってそれはもう大変な勇気が必要なものです。
初めの3つの条件を満たしているのになかなか立っちしないというのは、その子なりの好奇心が大きく関係しているのだと思います。
能力的には同じでも、あまり危険をおかしたくない子は、初めての一歩もなかなか出ないということが多いようです。
まとめ
「寝返り→お座り→はいはい→立っち」と一般的に出来る時期はあります。でもみんながみんな一緒な訳ないです。
順番通りにいかないのが普通なんです。はいはいが先でお座りが後って子もいます。
大事なことは「早い、遅いがあっても、将来の運動能力に差が出るわけではない」ということです。
運動能力が発達し、赤ちゃん自身がはいはいしよう!歩こう!としたときがその赤ちゃんにとってのはいはいを始める時期、歩き始める時期です。
ある時期までに寝返りをする、はいはいする、お座りする、立っちするというのは、あくまでも結果論として考えましょう。
人それぞれ違ってて当然なんです!って今になって思えます。