ゲームが子供の脳に与えるメリット4選

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ファミコン世代の筆者はゲームがとても好きでした。学校から帰るとすぐに「ゲーム」時間を忘れてやりすぎてよく親に怒られた記憶があります。

今はテレビゲームだけではなくスマホやDS、PSPなどの普及でどこにいてもゲームができますね。よく児童館や公園で小学生くらいの子がゲーム機を持ってやっている姿をみます。

一般的には「ゲームは勉強の邪魔」「ゲームは悪だ」と言う声を聞きますが、本当にゲームはマイナス要素ばかりなのでしょうか?

実はゲームの遊び方によっては子供の脳に与えるメリットがあるのです。

小児発達医で、2児のお母さんでもある本田真美氏は、著書の中でこう述べています。

『私自身は、テレビもゲームも内容や時間が常識的な範囲内ならば、子どもの脳にはよい影響があると思っています』

その理由として、4つのメリットをあげています。



記憶力、考える力が増える

ゲームをして楽しいと感じるとドーパミンが分泌され、思考や記憶、運動を司る脳の場所がよく働くようになります。

ゲームはとにかく頭を使います。

http://papimami.jp/13537

抑止力や注意力の向上

画面状況に応じて判断力が求められ、抑止力や注意力が要求されます。

抑止力とは行為の達成が困難、または代償が高くつくことを予見させ、その行為を思いとどまらせる力のことです。

RPGゲームなどでは「ここはトラップがあるからやめておこう。」「この後は大ボスがいるからまだ薬草を使うのはやめよう!」など先のことを考える生まれてきます。
この「先のことを考える力」は社会に出て大きく役に立つでしょう。
また何度も失敗をして正解を導き出すようなゲームであれば前回の失敗に注意し先に進めたり、ゲームによっては注意深くまわりを見ないと見つけられない場所があったり隠されたお宝があったり・・・注意力も必然的に身につきます。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%DE%BB%DF%CE%CF

脳の活性化

ゲーム機のボタン操作は手指の緻密な動きを通じて脳を活性化させます。

頭で考え手を動かすことは脳にとってとても良いことなのはご存知ですよね。
ゲームはコントローラーと言われるボタンを押すことによって指の動きでキャラクターが動きます。
頭で考えた行動が指先を伝い画面で表現されるのです。

計画して実行する力が鍛えられる

ゲーム中で次の課題に進んでいくには記憶力が必要になり、ゲームを上手に進めるためには遂行機能力(計画して実行する力)が鍛えられます。

遂行機能というのは、「相互に独立した目的的かつ自己完結的行動を連続的に行う能力」とか、「特定の目的を達成するために、目的を記憶に保持して監視し妨害
を排除する技能」と定義されています。
こう言うとなにやら少し難しく感じてしまいますよね。

ゲームとはクリアするためにはどうしたらいいのかを考えて、ゲームをクリアするという『目標』に向かって計画をし、それを達成させる為の行為です。
まさに遂行機能を鍛えるにはもってこいのツールなのです。

http://blog.goo.ne.jp/nijiirokyouiku3/e/8828720ce8d0f3eb4b598b6fc2144bca

注意する点

もちろん大人が手放しでゲーム機を子供に与えて良いというわけではなく、
「子供には、現実とゲームの世界の区別がつきにくいこと」
「ゲーム機から発せられる光刺激が脳を疲れさせること」
などには十分に注意する必要があります。
子どもには刺激の強すぎる「暴力的な内容のソフト」は与えない、「一日にしてよいゲーム時間を決める」など、保護者がしっかりと監督していく必要があるということですね。

文部科学省の「テレビゲームが子供に与える影響」という考察では、「悪影響」についてはまだ実証研究が不十分で、断定できない部分が多いとされる一方、「良い影響」としては「友だちなどと一緒に遊んだ場合のチームワークを促す」「ゲームをクリアした時に自分に自信を持つことができる」「読書、算数、問題解決のスキルを養うことができる」などが挙げられています。

ただし、これらも選ぶソフトによって影響が異なってくると述べられています。

確かに、自分の知識を増やし裏ワザを教え合ったりして、大勢で頭を突き合わせてワイワイと協力している姿を見ると、一概に悪い影響だけではないのでは。と思えますね。

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