子供の発達障害が疑わしい時の相談方法まとめ

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誰でも我が子が発達障害じゃないかと考えると困惑しますし、不安になります。

なかなか受け入れられない方もいらっしゃると思います。

ですが、お子様、お母様やお父様に合った相談先や先生に出会うことで、その困惑や不安は和らいでいくことでしょう。

そのためにはまず、相談先をリサーチしましょう。

とにかく早期発見・早期療育が大切です。

不安を解消するためにも、誰かに相談しましょう。



どんな相談機関があるの?

発達に関する相談ができる機関には、保健センター・子育て支援センター・児童相談所などがあります。
地域によって違いますが、指導などを行ってくれます。

・保健センター
市町村が設置し、母子保健・老人保健をになっています。
健診などで行かれたことがある方が多いのではないでしょうか。
発達やことばなどの相談窓口が保健センターにはあります。

・子育て支援センター
育児に関する不安の相談に応じてくれます。
サークル活動などの紹介もしてくれる場合があります。

・児童相談所
発達検査などを行う場所であり、児童福祉士や保健師などの支援や療育のアドバイスをうけることができます。

相談する前にしておくこと

相談で上手く自分の状態を伝えるには、事前にいくつかメモをまとめておく必要があります。
文章でなく、絵や表で表してもいいと思います。

・自分が困っていること。
育児をする中で困っていることなどを箇条書きにし、まとめておくとスムーズに相談ができるでしょう。

・子供の履歴。
生まれてから現在までの様子を確認しましょう。
人見知りがあったか、好きな遊びは何か、言葉を話し始めた時期、など。

相談時間は限られています。
有効に時間を使い、不安ごとは全て解消する意気込みでいきましょう。

経験者は語る…相談~施設通園

筆者が通ってきた道をご紹介します。

①1歳半健診の問診票に「いいえ」が多くて焦る。
②たまたま用事があって行った区役所で「ことばの教室」の案内を見つける。帰ってすぐに予約の電話をする。
※教室が開かれていたのは、たまたま自宅近くにあった通園施設でした。
③「ことばの教室」に週1回、1年間通う。
④児童相談所にて発達検査を受ける。
⑤通園施設に週5日、約3年間通う。

簡単にですが、こんな感じです。

なんとなく不安になって、藁をも掴む思いで「ことばの教室」に電話をしたのを今でも鮮明に覚えています。
結果的に、子供は適切な療育を早くから受けることができ、親の筆者もたくさんの情報をいただきながら成長できたと思っています。

療育を受ける場所を決める秘訣

相談に行き、療育を受けたほうがいいということになれば、次は場所選びです。
※発達障害と判定されなくても、療育を受けることは可能です。受けることでその後の成長にも良い結果をもたらすこともあります。

場所選びは重要です。
相談機関では療育を受けれる施設を紹介してくれる場合があります。
ですが、紹介されたからといって必ずそこに行かないといけないというわけではありません。むしろ、一箇所で決めてしまわないようにしてください。

勧められたままに通い始め、先生や施設の方針と子供・親が合わず、親が参ってしまい十分な療育を受けられなくなったケースもあります。

何箇所かリサーチし、お子様とご両親の意向にあう療育場所を選んでください。その施設に通う方々の意見を聞いてみるのが1番信頼できる情報かもしれませんね。

健診を活用しましょう。

生まれてしばらくは市区町村の健診が短めの期間でたくさんあります。
たくさんのお子様が受けられるので、流れ作業になってしまい、相談したいこともできなかったり、「え?もういいの?」と思うようなことがありませんか?

せっかくの機会ですから、そこで流されてしまわず、
「少し気になることがあるのですが」
「○○が気になるんですが」
と積極的に質問していきましょう。

それが早期療育につながる、一番の早道です。

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