日々の食生活で母乳の質は変化します。
前日に、油物や甘いものを食べただけで胸が張ったりしますし、母乳をあげていると、知らず知らずのうちに軽い乳腺炎になることは多々あります。
この程度なら大丈夫だろうと放置しておくと、高熱が出て大変な事になります。
乳腺炎かも!っと思った方や、乳腺炎にならない為に気をつけることなどをまとめてみました。
授乳中または、卒乳を計画中の方に読んでほしいです。
乳腺炎の症状の特徴は?
●胸が熱をもっている、しこりがある
●胸が少し触るだけで痛い、黄色く濃い母乳がでる
●熱が38度以上あるし、胸も張って痛い
●全身の倦怠感、寒気、だるさ
この症状が、ひとつでも表れたら乳腺炎なので産婦人科へ行って下さい。
かかりやすい体質
●もともと乳腺が細い方
●食事が油っぽい物や甘いものを食べる
●ストレスをためやすい
●同じ姿勢での授乳をよくする、母乳感覚がきまっていない
●出る量に対して、子供の飲む量が少ない
乳腺炎になりやすい体質は、産後まもなくて母乳がまだスムーズに出ない人や、赤ちゃんの飲む量が安定していないママが多いようです。
母乳の量に対して赤ちゃんが上手に吸ってくれないと、どんどん母乳が溜まり炎症を起こす事があります。そういう方は、搾乳機を利用しましょう。
ただし、搾乳しすぎも禁物です。搾乳機を使用しすぎても、どんどん母乳を作ってしまうので悪循環になってしまいます。心配な症状が出てきたら助産師さんに相談しましょう。
乳腺炎の治療法
産婦人科を診療すると、助産師さんがマッサージをして詰まりを解消し、たまった母乳を出してくれます。症状が重い方は、頻繁になりやすいので通わないといけません。
高熱が出た場合は、抗生物質などの薬も飲みます。
症状が重い方の中には、乳頭の傷から細菌に感染し発熱したり、膿みがたまると、切開手術をしなくてはならなくなります。
乳腺炎だからと放置しておくと大変な事になるので、早めの対処が必要です。
乳腺炎の時の授乳は?
母乳に影響のある薬を飲んでいない場合は大丈夫です。赤ちゃんにたくさん飲んでもらって治しましょう。
乳腺炎にならないために気をつける事
●食事を見直しましょう。
水分をとり、脂っぽいものや甘いもの、消化の悪いものは避けましょう。
和食を中心として、白米、野菜、魚、肉をバランスよく食べる事を心かけましょう。
特に味噌汁がおすすめです。根菜類の野菜をたくさん入れて摂取しましょう。
●授乳間隔をあけすぎないようにしましょう。
夜に良く寝るという子は、授乳感覚が5時間以上あいて張ってきた場合には、飲んでもらうか搾乳しましょう。
●搾乳しすぎない
必要以上の搾乳は母乳分泌が過剰になり、どんどん出そうとして悪循環になってしまいます。何事もやりすぎには注意しましょう。