オシャレに香りを楽しむイメージが強いアロマテラピーですが、体や心への効果はなかなか侮れないもの。妊娠中でも上手に活用して、快適な妊婦生活を送ってみませんか?
妊娠初期の辛い症状と言えばズバリ!つわり。個人差があって、重い人、軽い人、食べづわり、吐きづわり…など、様々な症状があらわれます。病気じゃないからと、緩和する薬もないし、解消されるのをひたすらに耐えるしかないのが辛いところ。
つわりに効果的とされる精油の力を借りて、少しでも快適に過ごしましょう。
レモン精油
フレッシュなレモンの香りは、吐き気がこみ上げて来た時の強い味方です。
私自身も、つわり期間中は常にレモン精油の小瓶を持ち歩き、1滴垂らしたハンカチを握りしめて、「うっ」と来ると、そのハンカチを鼻に押当てて吐き気を抑えました。吐き気がすうっと楽になりますよ。
光毒性といって、紫外線に当たると肌にダメージがありますので、お肌に付かないよう気をつけて下さいね。
グレープフルーツ精油
甘い香りの中に、ほのかな苦みがあり、とっても美味しそうな精油(!)酸味のある香りはつわりの時期に有効と言われています。食欲増進の作用もあるので、食欲が減退するこの時期にオススメです。
アロマライトやディフューザーを使って芳香浴をすると良いでしょう。ろうそくを使うアロマポットは、火事の心配もあるので気をつけて使って下さいね。
こちらも光毒性があるので、お肌に付かないようご注意を。
スイートオレンジ精油
誰もが嗅いだ事のある、甘いオレンジの香りです。吐き気やムカムカを抑えるのはもちろん、気分を明るくしつつリラックスさせてくれるので、眠りたいのに眠れない、妊娠の緊張や不安がある時などにおすすめです。
眠る時に、ティッシュに2〜3滴たらしたものを枕元に置くだけでも効果的です。
ペパーミント精油
ガムや歯磨き粉などでおなじみの精油です。スッキリとしたメンソールの香りは、胃のむかつきや吐き気を緩和してくれます。
マグなどにお湯をはって、そこに精油を2〜3滴たらして置いておけば、アロマポットがわりになります。香りの広がる範囲は狭いので、自分の近くに置いておくと良いですよ。
柑橘系の精油と違い光毒性はありませんが、刺激性があるのでご注意下さい。
アロマテラピーの注意点
色々な効能がある精油ですが、いくつか注意点があります。
・原液で体に使用しない。
・飲用しない
・妊娠初期には使ってはいけない精油などもあるので、専門家にアドバイスをもらうと良いです
・妊娠中はお肌が敏感になっているので、芳香浴のみにとどめておくのが良いでしょう
・気分が悪くなったら、すぐに使用をやめて換気して下さい
・持病のある方は、医師に相談して下さい
ルールを守って、快適なアロマ&妊娠生活を送って下さいね。