赤ちゃんの成長の仕方は個人差がとっても大きいので周りの子とは比べてはいけない。とよく言われるものですが、分かっているもののついついよその子と我が子の成長を比べてしまい少しでも成長が遅れていると不安になってしまいますよね。
ここでは、あらゆる病気の中でも最も判断の難しい自閉症の赤ちゃんに見られる症状や特徴などまとめてみました。
自閉症の原因は?
自閉症の原因はママのお腹にいる胎児の頃に脳の中枢神経に何らかの問題が起きてしまい起こる病気と言われていますが、その詳細については未だにはっきりした事が分かっていません。
我が子が自閉症と診断された事で育った環境や育て方が悪かったのだと自分を責めてしまうママが多いのですが、育て方や環境から自閉症は発症しない事は医学的にも証明されているので自分を責めたりしないで下さいね。
自閉症の診断方法
医学的に自閉症を診断する基準が設けられており以下の3つの障害が3歳までに認められた場合に自閉症と診断されます。
①周囲の人への関心が薄く人と上手に遊べない。逆に人見知りを全くしない。人との関わり方が一方的で極端です。
②物事に臨機応変な対応が出来ず、突然の出来事にパニックを起こしてしまう事がある。うまく自分の気持ちを表現する事も不得意。
③オウムのように同じ言葉を繰り返す。人と目を合わさない。また逆に人の目を凝視するなどがあげられます。
生後3か月から6か月までの特徴
生後3か月頃の赤ちゃんの症状は授乳時にもママの目を見なかったり抱っこを嫌がり泣き出す子が自閉症の赤ちゃんの特徴とも言われています。
生後6か月頃の赤ちゃんの症状は人見知りを全くせずに、ママの後追いもしなかったり落ち着きがなく、抱っこをされていても常に動いているなどの症状が出るようです。
赤ちゃんと言えばママに抱っこされる事が大好きですが、抱っこを嫌がる行動が多く見られた場合は要注意かもしれません。
1歳から2歳までの特徴
1歳位になると欲しいものや興味のある物に対して指刺しを始める時期ですが、自閉症の子はママや人の手を自分の代わりに使うと言うクレーン現象が見られます。また周囲への関心も薄い為にママやパパの真似をしなかったり呼びかけに応えないなどの行動も見られます。
2歳頃になると言葉の発達の遅れが目立ち始めます。また相手の言葉への理解も出来ない為に物の名前が覚えられなかったりするような特徴も多く見られるようになります。
自閉症の子への対応は?
自閉症と診断されてしまい悲観的になってしまうママも多いですが、早くに診断され自閉症の特徴にあわせた教育を受けさせてあげる事で他の子と変わりなく成長する事も望めます。また自閉症だったからこそ、才能を発揮して素晴らしく成長した事例も実際にはあるので1つの個性と思って接してあげて下さい。
また少しでも可能性があるかな?と不安に思ったら小児科医や児童相談所などに相談してみることもお勧めします。