新生児とは、生後28日を経過しない赤ちゃんのことを言うそうです。また乳児とは、1歳未満の子どもをさして、幼児とは、1歳から小学校に入学するまでの子どもをさして言うそうです。
なので、新生児と言える期間は本当に短くて、すぐに過ぎてしまうことでしょう。
新生児の特徴
体重は大体が、3キロ前後で身長は50センチ前後です。
生後2、3日から黄疸が出て来て2週間ほどで自然に消えます。
目はぼんやり見えていて、鼻はしっかり発達しているので香りは分かります。
耳もしっかり聞こえています。
また、新生児の肌は薄く、乾燥しやすいです。
新生児の母乳やミルクの間隔
育児書などを見ると、授乳は2、3時間置きにと書いてあると思いますが、新生児期の場合は赤ちゃんがお腹を空かせて泣いたら、お腹いっぱいにしてあげることが基本だと思います。またミルクより母乳の方が消化が早くて、間隔は短くなる場合が多いでしょう。
まだ生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいを吸うことに慣れていないので最初は時間がかかると思いますが、焦らずにゆっくりと時間をかけて授乳をしてあげることが望ましいと思います。
新生児に必要なケアは?
とにかく新生児期の赤ちゃんには、ママとのスキンシップが大事だと言われています。
まだ、出産直後でママの身体も心も完ぺきではないと思うのですが、出来る限りそばにいて話しかけたり、抱きしめたりしてあげましょう。
寝ている時間が多い新生児期ですが、その寝顔を見ているだけでも癒される時間かと思います。
また、スキンシップは赤ちゃんの知能や成長の発達をうながして、親子の絆を深めると言われています。
新生児黄疸について
新生児の黄疸は殆どの場合は生理的な現象なので、2週間ほどでおさまります。
生後2、3日から白目の部分や皮膚が黄色くなり、その後徐々に薄くなり消えて行きます。
しかし、もし2週間以上おさまらない場合は、「母乳性黄疸」の可能性があります。
母乳には肝臓の酵素の働きを弱める女性ホルモンが多く含まれているので、母乳をいっぱい飲む赤ちゃんは、肝臓の働きが弱まるためです。
しかし、母乳性黄疸になる新生児の確率は全体の0.5~2.4%と言われており、普通の黄疸と同様に一か月前後で自然に消えていくようです。
ママの身体と心のケアも忘れずに
赤ちゃんが生まれた喜びとともに、ママには重大な責任が生まれて、まだ産後の身体も万全ではないため、辛い日もあると思います。
ママは赤ちゃんが生まれる前にたくさんの本を読んだり、分からないことはネットで検索したりしたと思うのですが、いざ赤ちゃんが生まれてみると、そんな知識はほとんど役に立たないことに呆然とするかもしれません。
しかし、それは誰もが同じで、最初からうまく出来るママは数少ないと思うのです。
新生児期は二度と来ない赤ちゃんとの貴重な時間であると共に、ママの体調を戻す大切な時期です。無理をしないで、赤ちゃんが寝ているときは一緒に寝て、体を休めましょう。
今はこの辛い時期が永遠に続くと思っているかもしれないですが、後になったらきっと笑える日が来ます。