取り分け離乳食のメリットとは?気楽に作ろう!!

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取り分け離乳食とは、大人用の料理を作っている最中や、できあがりから、赤ちゃんの食べられそうな材料を適量、取り分けて作る離乳食の事です。赤ちゃんのお世話が忙しいお母さんたちには是非活用していただきたい離乳食ですので、そのメリットと取り分けテクをご紹介します。

メリット1:大人と一緒のものが食べられる

大人用の料理から材料を取り分ければ、赤ちゃんのものだけ、特別なメニューを考えなくてもすみますね。食材も、大人と同じものを使えば、経済的で食材を無駄にすることもありません。離乳食用に食材を買ったものの少量しか使わず、残った分を無駄にするなどの失敗もありません。
月齢に合った食材に大人もある程度合わせるのも良いですね。

メリット2:調理時間を短縮できる

大人用と離乳食のメニューを、毎回、別々に作っていると、1日3回食になる後期以降はとても大変になってきます。
大人用の料理からとりわけて作れば、途中までは大人の調理と共通で作業が出来るので、調理の時間がぐっと短縮できます。

メリット3:家族みんなで食卓を囲める

大人用の料理と離乳食を平行して作るので、2種類の料理がほぼ同時に出来あがり、赤ちゃんも一緒に食卓を囲めます。
家族みんなで楽しく食べていると、赤ちゃんの食も進みやすいものです。お父さん、お母さんたちの様子から咀嚼の仕方を覚えるにも役立ちますね。

主な取り分けテク1:かたさや形を変える

初期はなめらかなペースト状など、離乳食をスムーズに進めるためには、その時期に応じた食べ物のかたさや形があります。取り分けたものは離乳食の時期に合わせて調節しましょう。かたいものは取り分けたあと、もうひとゆでして十分なやわらかさにします。
●初期:初期ではなめらかになるように、すりつぶしてから、水分を加えてのばすのが基本です。取り分けたものはやわらかくなるまでゆでなおすなどして、ひと手間かけてから、すりつぶします。
●中期:中期以降なら、やわらかくゆでた食材を取り分け、大人用のフォークを使って、時期に応じた大きさにつぶしたり、ほぐしたりするだけでOKになります。ゆでた魚や根菜類などに向くテクです。
●後期:後期以降なら食べやすくカットすれば、ある程度の大きさも食べられるようになりますが、大人と同じかたさでは無理です。やわらかくするためにゆで直したり、炒め煮などのひと煮込みが必要です。

取り分けテク2:味を薄める

取り分け離乳食では、味付け前に材料を取り分けるのが一般的でうが、ひと手間かけることで味付け後のものを薄味にする方法を紹介します。ただし、最初から塩やしょうゆを入れた汁で煮た料理は、取り分け後に煮直しても、やわらかくなりにくいので注意します。
◎取り分けた煮物の味のしみた部分を切落し、味のしみていない中のほうだけ使います。大人の味付けが濃すぎるとこの方法は効果がありません。大人用も薄味を基本にしましょう。
◎塩で味付けされたものは湯につけたり、ゆで直すことで塩気をぬくことができます。煮物や炒め物では、材料についた油分も取り除くことが出来るので、覚えておきたいテクです。
◎大人用のみそ汁や煮物のつゆなどにお湯を加えて、味を薄めることができます。ただし、だしは昆布やかつお節など天然の材料からとったものを使います。スープの場合も天然物を使いましょう。

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