陣痛は痛い、というイメージがあります。実際とても痛いことには間違いないのですが、なんとそんな陣痛の痛みを和らげてくれるハーブティがあるのです。その名は「ラズベリーリーフティ」。その飲み方や効能についてお伝えします。
ラズベリーリーフティってどんなお茶なの?
ジャムやスイーツ、ケーキなどに使われているラズベリーはなじみがありますが、このラズベリーリーフティはラズベリーの甘酸っぱい味はしません。
このお茶はラズベリーの実ではなく、「ヨーロッパキイチゴ」という種類の、開花前の「葉」を乾燥させたものです。
ビタミンやミネラルが豊富で、女性ホルモンや子宮に働きかける効果、血管を収縮させ出産時の出血量を抑える効果などがあるとされ、ヨーロッパでは古くから安産のお茶として親しまれてきました。
ハーブティーなのでカフェインの心配もなく、妊娠中でも安心して飲むことができます。
ラズベリーリーフティの効果って??
ラズベリーリーフティーには「フラガリン」という成分が含まれており、このフラガリンは子宮を収縮させる作用や骨盤に働きかける作用などがあるため、出産前だけではなく産後にかけても妊婦さんには嬉しい効果がたくさんあります。
《効果》
・分娩促進
・出産時の出血量が少なくなる
・子宮口を柔らかくする
・母乳の出が良くなる
・産後の子宮の回復を助ける
母乳の出が良くなることや、子宮の回復が良くなるだけではなく生理痛などを緩和する効果もあるので、出産後も飲み続けているママも多いそうですよ。
効果的な飲み方は?
ティーバッグなどで手軽に飲めるものも売っていますが、そうではない場合にはティースプーン1杯のラズベリーリーフティーをポットに入れて、熱湯を注ぎます。そのあと、5~10分ほどおいて葉をしっかり開かせると、より高い効果が期待できます。
飲むタイミングは特に決まっていませんが、食後などの落ち着いた時間であればハーブティーのもつリラックス効果も高まるのでおススメです。
体を温めたり、血行を良くしてお腹の赤ちゃんに酸素が届きやすくしたりするためにも、ホットで飲むのがおすすめです。
飲む際に注意することは?
ハーブティはノンカフェインで安全なイメージがありますが、飲み方に注意があります。
《注意:飲むのは妊娠8か月以降》
ラズベリーリーフティには子宮収縮の効果があるため、妊娠初期や中期には飲まないでください。
だいたい飲み始める目安としては出産の2か月前くらいからです。
《注意:様子を見ながら量を増やす》
一日の目安量はティーカップ2~3杯。
人によっては、妊娠中で身体が敏感になっているために、ハーブの作用が強く出てしまうことがあります。
まずは1杯から初めて様子を見ながら、少しずつ増やしていったほうが良さそう。
《注意:体調を優先》
たとえ臨月に入ってからでも、それまでの経過で切迫早産などの診断が出ている場合には飲むことを控えたほうが良い場合があります。
そのような場合にはお医者さんに相談してみてください。
まとめ
このお茶は私も妊娠8か月後期から飲み始めています。
まだ出産に至っていませんので実際に安産になるかどうかは分かりませんが、ハーブティの中でも格段に飲みやすいお茶であることは間違いないです。ハーブティにありがちな独特な匂いや癖などがあまりないので、食事中のお茶としても飲めるようなお茶です。
それくらい手軽に毎日の中で取り入れることが出来るので、これで陣痛の痛みが多少なりとも緩和され、安産になるのであればとっても嬉しいです!
ちょっとした時間にコーヒーや紅茶の代わりに飲むことで、リラックス効果もありますのでおすすめですよ!