ミルクを受付けなくなるミルクアレルギーの原因と対処法

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赤ちゃんは離乳食3食食べれるようになるまでは主食はミルクと母乳と言っても良いですよね。この主食のミルクや母乳を突然体が受け付けなくなってしまうことがミルクアレルギーと呼ばれるものです。赤ちゃんの成長には欠かせないミルクや母乳を受け付けられなくなってしまったら本当に困りますよね。ここではミルクアレルギーの原因や症状などをまとめてみました。

ミルクアレルギーの原因

正式名称は新生児・乳児消化管アレルギーと言います。ミルクを飲むと胃や腸でアレルギー反応が起きてしまいミルクを受け付けなくなってしまう疾患です。この原因は粉ミルクを作る際に牛乳を使用する為にアレルギーを起こしてしまいます。なので完全母乳育児の赤ちゃんには発症の恐れはありません。

発症する時期は?

このアレルギーを発症する時期は粉ミルクを初めて飲んでから数日以内に発症します。母乳の出が悪くなってきたりすると、どうしても粉ミルクに頼ることになるので赤ちゃんに初めて粉ミルクをあげた場合には数日の間は赤ちゃんの様子を見てあげることが大事です。

ミルクアレルギーの症状1

ではミルクアレルギーになると具体的にどんな症状で現れるかと言うと、嘔吐・下痢・血便・湿疹・風邪に似た症状として現れます。嘔吐は、ゲップがしっかり出来ていなかったり体勢が悪かったりすると赤ちゃんは嘔吐してしまうので分かりにくいですがミルクを飲んだ後すぐの便が下痢だったり血便だったりしたらミルクアレルギーの可能性があります。

ミルクアレルギーの症状2

湿疹もミルクをあげてすぐに出始めます。皮膚が赤くなっていたり痒がっているような仕草が見られた場合にはアレルギーを起こしている可能性がある為様子見が必要になります。風邪のような症状とは主に鼻水・くしゃみ・咳・発熱などの症状です。アレルギー反応が強く出るとアナフィラキシーショックを招く危険もあるので注意が必要です。

対処法

病院では血液検査などからアレルギーかどうかは分かります。ミルクアレルギーと診断された場合にはミルクアレルギーの赤ちゃん用の粉ミルクが販売されているので、安心してくださいね。またミルクアレルギーの赤ちゃんのほとんどは1歳を過ぎたら牛乳を飲んでもアレルギーを起こさない子が多く予後が良好な一時的なアレルギーなのでずっと乳製品が摂取出来ない訳ではありません。しかし1歳を過ぎてもアレルギー反応が出る場合には医師と相談のうえ今後の治療法などを進めていくと安心だと思います。

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