皆さんは、赤ちゃんの名前を付けるとき、生まれて顔を見てから決めましたか?
それとも、生まれる前からいくつか候補を出し合って、その中から画数とか様々なことを調べた上で、決めたのでしょうか?
どんな決め方にしたとしても、子どもにとっては、一生使う大切な名前。
今日は、今どんな名前が人気があるのか、昔はどうだったのか,女の子の名前について調べてみました。
1950年代に人気があった名前は?
第一位 恵子 第二位 洋子 第三位 幸子です。
さすがに、これくらいの年代だと「子」のつく名前が、多いですね。
名前に「子」を取り入れたのは、中国が始めだと言われています。
孔子、孟子など、中国では男子の尊称として使用されていたようです。
その後、日本に伝わり、聖徳太子、小野妹子にも使われましたが、日本ではその後、女子の名前として使用されるようになって行きました。
1970年代に人気があった名前は?
一位 直美 二位 智子 三位 陽子です。
このころから、「美」がつく名前は始まったのでしょうか?
調べたところ、昭和32年ごろ「明美」という名前が登場して、それから徐々に「美」のつく名前が増えて行きました。
それでも、このころは圧倒的に、まだ「子」が使われていたようです。
1990年代に人気があった名前は?
一位 愛・美咲 三位 愛美です。
1990年代は「愛」がつく名前が流行したようです。
そういえば、関係あるかどうかは分かりませんが、あのころKANさんが歌う「愛は勝つ」という曲が、大ヒットして、1991年のレコード大賞に輝いています。
1990年代は他に「美咲」「美穂」「遥」などの名前が上位にあり、「子」がつく名前は、ほとんど上位から消えていました。
2000年に人気があった名前は?
一位 さくら、優花 三位 美咲、菜月です。
「美咲」という名前は、長い期間大ブームだったのですね。
1991年から6年間連続して一位だったそうですが、2000年にもまだ人気があるのが分かります。
女の子だから、花のように美しく咲いてほしいと願う親心が、反映されている素敵な名前ですね。
2014年に人気があった名前は?
一位 陽菜、凛 三位 結菜です。
そして、「葵」「結愛」「愛莉、美咲」と続きます。
結果を見て感じたことは、「美咲」はやっぱり強いということ。
それから、東日本大震災の影響か「結」という漢字のつく名前が多いことから、家族の絆が、最も大切なことだと感じている人が多くいらっしゃることが分かりました。
余談ですが「子」がつく名前はほとんど、見られませんでしたが、皇室に入る女性には「子」が必ずついています。
女性皇族に「子」がつくのは、藤原氏の影響だったようですが、皇室に入る女性に「子」がついていなくては、いけないという決まりは特にないようです。
いかがでしたか?みなさんのお子さんの名前は、この中にあったでしょうか?
しかし、どんな名前でも、ご両親やご家族が心を込めて考えた名前ならば、きっと、赤ちゃんも気に入って大事にしてくれますね。
※明治安田生命の生まれ年別の名前ランキングを参考にして書かせて頂きました。
http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html