ハイキングでドングリを拾ってみませんか? 

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日中も涼しくなり、秋の行楽日和になってきました。お子さん連れで、都会を離れて野山で遊ぶのが楽しめる時期。少しお勉強も兼ねて遠出をしましょうか。里山の紅葉、木々の葉っぱが色づくころには、ドングリが落ちています。ユーモラスな形は子供たちの人気者。ドングリは工作の材料になったり、ハムスターのえさになったりしますが、よく見るドングリだけでも何種類もありますよ。カシやナラ、シイの木のドングリがほとんどですが、ぜひ葉っぱも拾って、植物採集のコレクションに加えてみましょう。

ミズナラ ~スマート

日本で広範囲に分布するミズナラ。比較的低い山の雑木林には確実に生えています。
ミズナラのドングリは、細長くて、よく見る形です。「ぼうし」の部分、正式名称は「殻斗(かくと)」
といいますが、この帽子の部分はゴツゴツしていて特徴があります。
やじろべえにしたり工作の材料にはもってこいの大きさと形です。
工作に使う際には、しっかりと乾燥させること。ドングリの中には、ときどき虫の幼虫(イモムシ)が入っているので、半月くらいは外に置いて様子を見てくださいね。

クヌギ ~ ずんぐりむっくり

学校の校庭や神社に、大きな木があって、丸いドングリが落ちていたらクヌギです。
クヌギの実は、まるっこくて、帽子の部分の殻斗は、もじゃもじゃと特徴があります。
丸いドングリですので、工作よりも飾り物がかわいいですね。
太目の爪楊枝、もしくはマッチ棒を刺して、こま作りも楽しいですよ。
こちらもよく乾燥させて使ってください。

シリブカガシ ~黒光り

子供に人気のドングリ。しかもこちらはカシの仲間で、表皮がとても硬いんですね。
この皮を磨くと、黒光りしてとっても良い色艶が出てきます。
ドングリ自体には油分もかなり含まれていて、リスや鳥も好物ですから、きっとおいしいのでしょう。
磨けば光るのは、この油分です。乾燥にも強いので何年も飾っておくことができますよ。
ただし、1回傷つけるとそこから割れてきます。工作には不向きかもしれません。

コナラ ~ 育ててみよう

ミズナラよりもスマートで、殻斗が小さく、くびれがおしゃれなドングリです。
薄い皮で、すぐに、皮が割れてくるのが難点。拾うのが楽しいドングリですが、地面に落ちて拾う頃にはすでに皮が裂けているものがほとんどです。
ドングリが芽を出すのも楽しい観察のひとつ。虫が食っている場合もありますので、水にふやかして、殻(皮)が割れてくれば、そのままプランターや植木鉢に移してあげてください。
大きくなればカブトムシが寄ってくる樹液もたくさん出ますが、そんなに大きく育ってもらっては困りますね(笑)

マテバシイ ~一番有名なドングリ

日本全国で、しかも低い山には必ず生えているマテバシイ。シイ(椎)の仲間ですが、実は比較的やわらかく、ハムスターの大好物です(あまり食べ過ぎるとおなかを壊しますので、1日3個までにしましょう)。
このマテバシイは、工作にも向いています。
しっかり乾燥させても実が割れにくく、こま回しや、やじろべえの重し、リース飾りに良いですよ。
おいしいドングリなので、害虫もたくさんつきますし、外に置いておけば鳥のえさになってしまいます。
工作のあとは、部屋の中で飾りましょう。

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