親としては誰でも 優しくて思いやりを持った子供に成長してほしいと願っていると思います。
では本当の優しさとは何でしょうか?
相手の立場になって考えることが出来て、強さに裏打ちされたもの、それが本当の意味で優しさと言うのならば、親は子供をどんな風に育て普段の生活の中でどんな言葉をかければいいのでしょうか?
子供に思いやりの心を育てさせるのは親の生き方
例えば、バスや電車に乗っていて、お年寄りや体の不自由な方が乗って来た時親が率先して席を譲れば、子供はそれを見て育つので、将来、真似をするようになるでしょう。
いくら言葉で「困った人がいたら助けるのよ」と教えるよりも、パパやママが子供の前で
お手本を示すことが一番です。
大切なのは親との絶対的な信頼関係
子供は安心すると、人にも優しくなれるのです。
だから、日ごろから「パパとママはどんなことがあっても、あなたの味方でいる」という事を言葉ではなく態度で教えて行くといいでしょう。
例えば100点を取って来た時はいい子だねと褒めて、50点だった時は、頭ごなしに怒る。
こういう両親だと子供は、いい子じゃなくちゃいけないんだ、優しくしてもらえないんだと、プレッシャーを感じるようになってしまいます。
条件付きの可愛がり方は、子供の性格を歪めてしまうのでやめましょう。
夫婦でも親子でも感謝の言葉を表すようにしよう
何かをしてもらったら「ありがとう」と言うのは当たり前なのですが、家族間だと、言わなくても分かっているからとか、恥ずかしいからと言う理由で、ついつい感謝の言葉を口にしなくなってしまうのでは、ないでしょうか?
特に子供は、パパとママのやり取りをよく、観察しています。
小さなことでも「ありがとう」と言い合える夫婦の姿は、微笑ましいし、子供にも、とてもいい影響を与えます。
思いやりの心を育む
少し前、ACジャパンのCMで「思いやり算」というのが流れていました(今も流れてるかどうか不明です。)
+足す=助け合うことで大きな力が発揮される。
-引く=引き受けることで仲間との喜びが増します。
×掛ける=声を掛け合うことで、心が一つになります。
÷割る=いたわることで、心が和みます。
上記のような、思いやり算のように、相手の立場になって、物を考えることは、とても難しいことです。
しかし、親が本当の意味で他人をいたわり、敬う気持ちを忘れなければ、その小さな行動の一つ一つを、子供たちは自然に学び、素敵な大人に成長していくと思います。
http://prcm.jp/album/f7e04a11d6bc6/pic/46025973
優しさの芽を、親子で一緒に育みましょう
子供にとって親という存在は、無条件に大好きで、魔法のように頼もしい存在でしょう。
今は小さくても、子供の成長はとても早くて、あっという間に大きくなってしまいます。
いっぱい抱きしめて、いっぱい話を聞いてあげましょう。
家の子は悪戯ばかりするという親御さんがいらっしゃいますが、悪戯するのは親や周囲に、構ってほしいからなのです。
寂しいから、親の気を引いているというサインを見逃さないで下さい。
子供は誰でも優しい心の芽を持っています。
その芽を、育んでいけるのは傍にいる親なのです。