赤ちゃんのために!葉酸ってそんなに必要?

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妊娠を考え出したときから、妊娠の体作りのために葉酸を摂取するようになります。

妊娠中にもぜひ摂取したい栄養素として、紹介されることの多い「葉酸」

いったいどんな栄養素で、どんな働きをしてくれるのでしょうか?



葉酸とは

葉酸は、ビタミンの一種です。
ビタミンの中でも水溶性のビタミンB群の属す栄養素です。
水溶性のビタミンはその名のとおり水に溶けやすい栄養素で、水で洗ったり、茹でたりすることで栄養素を損ねてしまいます。
またたくさん摂取しても、必要量以外は尿として排出されてしまい蓄積することができません。そのため毎日摂取することを推奨しています。
葉酸は体を作るための大切な役割や血液を作るために必要な栄養素でもあります。

妊娠前の効果

妊娠前から葉酸を摂取する効果としては、お腹の中では受精卵が着床してから、赤ちゃんの体の形成が始まります。赤ちゃんの脊椎は妊娠6週目までには形成されてしまうので、妊娠に気付いてから葉酸を摂取し始めても遅いのです。葉酸は妊娠初期の赤ちゃんを形成する上で、とても重要な栄養素になるのです。
妊娠を考えているのなら、いつ妊娠してもいいように葉酸を摂取して、赤ちゃんの成長に適した体作りを心がけるようにしましょう。
目安としては妊娠の1ヶ月前くらいから摂取しておきたい栄養素です。

妊娠中の効果

赤ちゃんの器官や体の形成のために、特に必要とされるのが妊娠初期~妊娠3ヶ月位といわれています。
妊娠初期に葉酸を摂取していれば、神経管の先天性異常などのリスクを低くすることができます。
この頃は特に意識して葉酸をとるようにしましょう。
この時期を過ぎてもママや赤ちゃんの健康には大切な栄養素です。
葉酸には血液をつくる働きもあるので、貧血に陥りやすい妊娠中にはぜひ摂取しておきましょう。

葉酸が含まれる食品

葉酸はサプリメントで摂取することもできますが、食品の中にも含まれています。
葉酸が多く含まれている食品は
・ほうれん草
・モロヘイヤ
・アスパラガス
・レバー(鶏・豚・牛)
・枝豆
・うなぎ
・パセリ
などがあります。毎日の食事にバランスよく取り入れるようにしてみましょう。

摂取量

葉酸の1日の摂取量の目安は480μgです。非妊娠時の摂取目安が240μgなので、通常の2倍の量の摂取が必要ということになります。
食品100gあたりの目安でいうと
・ほうれん草 210μg
・モロヘイヤ 250μg
・アスパラガス 180μg
・レバー(鶏・豚・牛) 1300μg・810μg・1000μg
・枝豆 260μg
・うなぎ 380μg
・パセリ 220μg
となっています。レバーなどは目安量を大きく上回りますが、妊娠中に気をつけたい食品でもあるので、過剰摂取は控えましょう。

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