陣痛が来ないと不安になる前に覚えておきたい4つの心得

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正期産に入り、いよいよ赤ちゃんに会える日が近づいてきたというのに、一向に陣痛が来る気配がないと、不安になる方も多いのではないでしょうか。

「大きくなり過ぎて難産になったらどうしよう」「初めてだと陣痛がどんなものなのかわからないし、もし気付かなくて病院に行くのが遅れたらどうしよう」など、未知の体験だからこそ、いろんな心配事が浮かんでくると思います。お医者さんの指示に従って、自分の体調を万全に整えておくことが何よりも大切ですが、頭でわかっていても、気になるものは仕方がありませんよね。

そこで今回は、初めての陣痛を心穏やかに待つために必要な情報を、まとめてご紹介したいと思います。



覚えておこう前駆陣痛と陣痛の違い

前駆陣痛とは子宮収縮が不規則に起こるものであり、偽陣痛とも言われます。

本物の陣痛が等間隔で起こり、だんだん強まっていくのに対し、前駆陣痛の場合は、お腹がキューッと張ってイテテテテとはなるものの、痛み自体いつの間にかなくなっていたりします。

前駆陣痛の特徴

・不規則で一定しない
・強くなったり弱くなったり
・長くなったり短くなったり
・不快感や圧迫感を感じる
・姿勢を変えると収まる

前駆陣痛はとにかく不安定。しばらく様子を見ながら間隔を確認しましょう。

本物の陣痛の特徴

・徐々に規則的になる
・徐々に強く長くなる
・少しずつ痛みが広がっていく
・からだを動かしても痛みが収まらない
・他の兆候(おしるしや破水)を伴う

前駆陣痛があった場合、本当の陣痛がくると「これは!」とすぐにわかるくらい、痛みも間隔も違います。

陣痛促進剤は必ずしも悪ではない

前駆陣痛とは異なり、一定間隔の陣痛が来ているにも関わらず、陣痛が弱いまま、なかなかお産が進行しない状態を「微弱陣痛」と言います。微弱とはいえ結構な痛みが続くため、激しく体力を消耗しますし、痛みでまともに眠ることもできません。

自然なお産にこだわるあまり、かたくなに陣痛促進剤の投与を拒否して、不要に微弱陣痛を長引かせることは、母体だけでなく、お腹の赤ちゃんを危険にさらすことにもなりかねません。

副作用や事故などのネガティブな情報だけにとらわれず、陣痛促進剤でお産を進めたほうが良い場合もあると知っておくだけでも、いざというときの心構えになるでしょう。

出産&産後の準備は万端ですか?

初めての陣痛は想像がつかないだけに、どうしても恐怖が募るものです。しかし、いざとなれば母は強し。元気な赤ちゃんと対面するためなら、陣痛くらい、へっちゃらだと思えるものです。
いくら陣痛について考えてみても、結局そのときにならないとどんなお産になるかは誰にもわかりません。それならば、出産&産後の準備に頭を切り替えてみてはいかがでしょうか。

入院グッズの準備はもちろん、退院後の赤ちゃんとの生活をイメージしながら部屋の掃除をしたり、足りないものを買い出しに行ったり。自然と身体も動かしますし、気分転換にもなるので、とってもオススメですよ。

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