誰もが子供を愛している、その気持ちに変わりはないはずです。
けれどいつかは、子供も一人で歩いて行く日が訪れるのです。
この世の中は常に移り変わり、同じ場所に留まることはありません。
その中で子供が自信を持って歩き出していける日が来るように、突き放すのでなく、大らかな心で、見守ることが出来るママは、とても素敵だと思います。
親は子供にとって大地のような存在
子供にとっての初めての社会は、家族と言う小さな場所であると思います。
何もかもが、初めて見るもの、初めて触るもの、そして、笑ったり泣いたりしながら、子供は成長していきます。
どんな生き方をしていても、それが正しいとか正しくないとかではなくて、子供は、親の生き方にどこかで準拠していくでしょう。
親は子供にとっては、どこまで行っても大地のような存在なのです。
大地を耕すのは親子で共同作業
土壌を耕す、それは生きるための基礎を植え付けていくということです。
知ってる人に会ったら挨拶をするとか、何かしてもらったら、感謝の心を持って「ありとうございます。」と言えるとか。
そして、一番大事なことは、善悪の判断が出来るという事だと思います。
当たり前ですが、子供は親の真似をして育っていくでしょう。
だから、子供の教育をする上で、親も一生学んでいかなくてはいけないのかもしれません。
そこに何を植えるか、決めるのは子供自身
親がどんなに望んでも、子供は親が望むようには育たない場合もあるでしょう。
自分に才能のあることは、やっていて楽しいので長続きしますが、親が無理に勧めても、つまらなければ放り出してしまうからです。
才能のある芽は伸びても、才能のない芽は途中で枯れてしまうでしょう。
だからこそ、土壌を整えたら、親は子供の選ぶ人生を見守るしかない時もあるのではないでしょうか。
子供が迷っていたら、親として何が出来るのか
子供が壁にぶつかった時に、励まし勇気づけて自信を与えることは、とても難しいと思います。
けれども、親だけしか知らない子供の良さは必ずあり、それを上手に褒めることで自分らしさとは何かということに気づくのではないでしょうか。
そして、どんな時でも、ママはあなたの味方でいるよということを伝えて、あげることが出来れば、子供は安心して、前進出来るでしょう。
ここで分かれる~駄目ママと素敵ママ~
親が子供を可愛がる、いとしく思う、これは当たり前なのだと思いますが、可愛がるのと甘やかすのは、全然違います。
甘やかすママは、例えば子供が何かで失敗をしそうな時に、その失敗を未然に防ぐために、かばってしまいます。
その為、子供は自分の身を守る方法を知らずに成長してしまうでしょう。
嫌なことを避け、うまく逃げる方法を教えることではなくて、何があっても強く生きていける、そんな生き抜く知恵を教えるのも、私たち親以外に、いないと思うのです。