生後8か月ごろの夜泣きの原因と対策

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これまでフニャフニャで何もできなかった赤ちゃんも、生後8カ月頃になると自分で座ることができるようになり、ハイハイをしたり、つかまり立ちをしたり、体つきもしっかりしてくるのでお世話もしやすくなってくる時期です。しかし、この頃から夜のねんねに悩まされるお母さんも多いのではないでしょうか。ここでは、生後8カ月頃の赤ちゃんの夜泣きの原因と対策についてご紹介します。



夜泣きの原因の変化

これまで夜泣きの原因と言えば、〝お腹がすいた〟〝オムツが濡れて気持ち悪い〟〝暑い〟〝寒い〟などという生理的な原因が主でした。ですので、お母さんは赤ちゃんが夜泣と、眠たい体を起こして授乳をしたり、オムツを替えたりと頑張ってきたことでしょう。
しかし、どういうわけか、生後8カ月頃からやっと眠ったと思っても、1時間おき、酷い時には30分もたたないうちにまた起きて泣いている…
授乳をしてもオムツを替えても状況は変わらず、お母さんは寝不足になってしまい体調を崩してしまったり、イライラしてパパや赤ちゃんに当たってしまい、自己嫌悪に陥ってしまうお母さんが増えてくるようです。

生後8カ月頃の夜泣きの原因

生後8カ月頃になると、赤ちゃんは短期の記憶ができるようになります。それに加えて人見知りや後追いがピークを迎えます。これによって、日中人混みで過ごしたり、いつもと違うことをしたり、知らない人に抱かれたりすると、眠っているときでも脳が興奮してしまい目が覚めて泣いてしまいます。
そして、この頃の赤ちゃんは1~2時間おきに深い眠りと浅い眠りを繰り返していると言われています。この深い眠りから浅い眠りに切り替わる時に、どうしても起きて泣いてしまうのです。
これには、普段赤ちゃんをどのように寝かしつけているかが大きく関わってきます。特に、添い乳などでおっぱいをくわえさせたまま寝かしつけていると、眠りが浅くなった時におっぱいをくわえていないことに気づいて目が覚めてしまいます。この時の赤ちゃんは、お腹が空いているわけでも、お尻が気持ち悪いわけでもなく、ただいつもと入眠パターンが違うのでうまく眠ることができずに泣いているのです。

寝かしつけ方法の見直し

生後8カ月頃の夜泣きの対策として、まず寝かしつけの方法を見直してみてください。添い乳はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても、体を動かすことなく眠ることができるのでとても楽ですが、先述の通り、眠りが浅くなったときに目が覚めてしまいます。赤ちゃんがおっぱいを口に含んでいないと眠れなくなっているからです。
ですので、もし今おっぱいをくわえさせることで寝かしつけをしているのなら、違う方法で寝かしつけることをお勧めします。
ここで大切なのは、夜中赤ちゃんが起きてもできるだけ体を動かさずにすむ方法で寝かしつけることです。
例えば、赤ちゃんの体をトントンして寝かしつける。お気に入りのぬいぐるみを握らせる。子守唄をうたってあげる。ちなみに我が家はトントンしながらひたすら数を数えました。毎晩数を数えていたので、気が付いたら数が数えられるようになって一石二鳥でした。
寝かしつけの方法を変えるのは最初はとても大変です。これまで泣けばおっぱいをくわえさせてもらえていたのに、それが叶えられずにとにかく激しく泣きわめくこともあります。
しかし、頑張って何日か続けることで赤ちゃんもそれで眠れるようになっていきます。

夜間断乳

離乳食が3回食になり、夜ごはんをしっかり食べるようになると、夜中の授乳をしなくても大丈夫になります。
本当に大丈夫なの?と思ってしまいますが、朝までノンストップで眠る赤ちゃんもたくさんいて、この赤ちゃんは朝まで何も食べなくても元気に朝を迎えています。
ここでお勧めしたいのが〝夜間断乳〟です。
文字の通り、夜の授乳をやめるということです。
夜の授乳をやめることで、赤ちゃんは口淋しくて目を覚まして泣くということが少なくなります。そして、これからやってくる卒乳がスムーズに進みます。
まずは、どんなに泣いても3時間は頑張って授乳以外の方法で寝かせることから始めます。これまでおっぱいがないと眠れなかった赤ちゃんは、とにかく激しく泣くことが多いですが、ここが踏ん張りどころです。
そして、徐々に授乳の間隔を延ばしていきましょう。
暑い夏や空気が乾燥している時は、お茶やお水を用意しておいて飲ましてあげるといいです。
我が家は思い切って夜間断乳に踏み切りましたが、4日ほどでこれまでの夜泣きが嘘のようにほとんどなくなりました。

まとめ

かわいい我が子でも、夜泣きが酷くなるとどうしてもイライラしてしまったり、自分を責めてしまったりと、ネガティブになってしまうのは当たり前です。私も、毎晩1時間おきの夜泣きで心身共にボロボロでした。
まずは、赤ちゃんの生活リズムを整えてあげましょう。できるだけ規則正しい生活を送ることで、赤ちゃんも落ち着いて眠ることができます。
赤ちゃんは何も考えてなさそうで、頭はフル回転で成長しています。夜泣きは何か成長の前兆でもあります。
今日はよく泣くねー。何か進化でもするのかしら?
と、できるだけ前向きに考えてみるようにしましょう。
そして、寝かしつけの方法を変えるときは赤ちゃんも激しく抵抗してきますので、家族の協力が不可欠になります。きちんと家族とも相談して進めていくことが重要です。

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