育児中の膝の痛みの原因と解消法

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産後に膝が痛くなる経験をするママは少なくないようです。

膝を曲げたり伸ばしたりする動作は日常生活の中で頻繁にやっています。

そこへ育児が重なるので育児中の膝の痛みは大敵!

どうして育児中に膝が痛くなるのでしょうか?原因と対策をまとめてみました。



●出産の影響

・骨盤のズレ
妊娠中に広がった骨盤は産後ゆっくり元に戻っていくが、歪んで固まってしまうと
腰や膝に痛みを感じるようになる。

・ホルモンの影響
産後のホルモンバランスの乱れにより、妊娠中に分泌されていた炎症を抑える働きをするホルモンの働きが低下してしまう。

・カルシウム不足
カルシウムは母乳をあげる赤ちゃんに優先的に送られるため、ママの体はカルシウム不足になりがち。

●膝に直接かかる負担

・妊娠中からの体重増加

体重が50㎏の人が歩く時にかかる膝への負荷はなんと3倍の150㎏!!
階段を下りる時には7倍の負荷がかかるそうです!!

・動作
自分の増えた体重が膝にかける負担は大きいのに、そこに子どもの体重も加わります。
子どもを抱っこしたまま階段の上り下り、椅子に座ったり立ったり・・・。

特に妊娠前まで運動不足気味だった人は、膝の周りの筋肉が弱いので膝に負担をかけやすいようです。

●対策 1

骨盤が正常な位置に戻るよう、歪んだ姿勢をしないよう気をつけましょう。
横座り(女座り)や足を組んで座らないようにします。

骨盤ベルトは産後2ヶ月くらいから着用すると良いそうです。

カルシウムは赤ちゃんとママ両方の必要分摂取しましょう。
通常の1.5倍が目安。

乳製品・小松菜・小魚・大豆・大豆製品など積極的に食事に取り入れましょう。

●対策 2

体重を妊娠前に戻すようにしましょう。
ハードな運動は出来ませんが、膝痛に効くストレッチや水中ウオーキングなら一石二鳥ですね。

赤ちゃんの重みを抱っこ紐などで軽減させましょう。

階段を下りる時は特に大変で、足を踏み外さないように注意してくださいね。
私は下りるというより、大きな音を立てながら一段ずつ落下していくような感じでした。

痛む足から下りるといいそうです。手すりがあると少し助かりますね。

●対策 3

膝を冷やさないようにしましょう。サポーターを使うのもいいですね。
わたしは腱鞘炎も膝の痛みもインドメタシン配合の塗り薬で治りましたが、生活に支障が出るような痛みの時には整形外科に早めに受診しましょう。

また、膝の痛みだけではなく、熱があったり体の不調を伴うような場合、膠原病の疑いもあるのですぐに病院へ行きましょう。

腱鞘炎に膝痛腰痛、育児しながら悪化させてしまうけど育児は休めないので本当に困りますよね。
母親は本当に大変な仕事を毎日やっています。お疲れさまです!

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