子供が楽しみにしているおやつ。離乳食が終了し、卒乳もしたら朝昼晩の3回の食事が中心になります。でも小さな子供は、必要なエネルギー量に比べて、3度のご飯で摂取できるエネルギー量は不足します。1歳、2歳のうちは、午前と午後の2回、3歳から学校に上がるまでは午後1回は、おやつ・間食をあげて栄養を補ってほしいです。もちろんママの手作りがベストですが、いつもいつも手作りは難しい。そんななか、市販品を上手に組み合わせて、さあ、楽しいおやつタイムの始まりです。
手作りするならホットケーキをアレンジ
まずは手作り編から。手間がかからず、お子さんも大喜びなのはホットケーキ、そしてクッキー。ときには手作りゼリーにも挑戦してみましょう。
注意するのは、お子さんのアレルギー。とくに1歳すぎるとアトピーの心配も出てきます。多いのは卵やナッツ類ですが、そば粉、ときどき大豆のアレルギー因子をお持ちのお子さんもいます。
卵を使うときは少量から。ホットケーキは卵が入っていないと少しふわふわ感がなくなってしまいますが、そこは、りんごなどフルーツのスライスや無糖ジャムを添えて。なお、おやつにはそば粉は使いませんが、そば粉のクッキー「そばぼうろ」をいただくこともあるでしょうから、頭の片隅にいれておいてくださいね。
市販品なら薄味で栄養価の高いもの
毎日のおやつ作りも大変ですし、バリエーションもない。おまけにレシピを見るのがいやになる…
そんなときには、もちろん市販のおやつをどんどん活用しましょう。
月齢がちいさいうちは、赤ちゃん本舗やイオンなどで売られているベビーフードの、アレルギー低減、減塩、砂糖無使用のソフトせんべいやボーロなどが良いですし、お誕生日を過ぎたらチョコレートやクッキーなどのエネルギー量の高いものを探してみましょう。
注意するのは、子供は甘いものが大好き。いつもいつも市販の甘いおやつに慣れると、薄味のおやつを嫌がってしまいます。エネルギー過多の肥満にもつながりますので、ちょっと注意しながら、できるかぎり薄味のものを選ぶようにしましょう。
時間をかけて、よく噛んで食べるものを
2歳から3歳になるとだいぶ歯が生えてきます。そして永久歯の準備も始まりますので、あごの発達も大事です。
もちろん朝昼夕3回のご飯で、繊維質の惣菜を加えることも大事ですが、おやつでも、ときどきは、噛みごたえのある「昆布」「するめ」も、ときには与えてください。
するめは、温めると少しやわらかくなりますし、香りも良くなります。はさみで切って、なるべく薄くして湯がくと、ちょっとした飲み物にもなりますよ。
噛むことで空腹感もまぎれますし、あごや歯の発達にもつながります。証明はされていませんが、頭にも良いそうですよ。
輸入お菓子もお勧め わが家ではドイツのHARIBO(ハリボ)が人気
ときには、カラフルなかわいいお菓子、かわったグミはいかがですか?
輸入食品を扱うお店、成城石井や明治屋、コーヒー専門店のKALIDAに足を運んでみましょう。色とりどりのお菓子が並んでいます。
そのなかで、ヨーロッパのおやつ売り場を探してください。
ヨーロッパでは、環境基準同様に食品への添加物基準が厳しいので、表記をしっかりと見て選べば、赤ちゃんやお子さんにも安心して与えることができますよ。
そのなかでわが家の娘2人の大好物はHARIBO。ドイツのグミですが、日本のグミと違って、とっても固い。何回も噛まないと飲み込めないので、あごの発達にも良いですね。たくさんの種類がありますが、ゴールデンベアとコーラが人気です。もちろんすべてのHARIBOは人工着色料の添加もないので安心ですよ。
ヨーロッパでは、グミと言えばハリボ、どのお子さんも知っているお気に入りです。
難しく考えないで、3回の食事を中心に
いかがでしたか。子どものおやつ、おススメの紹介を兼ねて、おやつの大切さをお話させていただきました。
でも、基本は朝・昼・夕の3回のご飯です。間食を採りすぎて、ご飯が食べられなくなるのは、本末転倒ですので、おやつの量はほどほどに。「おなかいっぱい」のおやつを与えてはだめ。お子さんは満腹まで欲しがりますし、特に甘いものが大好きです。欲しがっても心を鬼にしてください。
楽しいおやつタイムが、午睡(午後のお昼寝)から目覚めた子どもさんの楽しみになってくれば、生活リズムをつくることにつながります。
私の保育園でも、なかなかお昼寝できないお子さんがいましたが、絵本を読んだり、おやつの話をして、お布団で創造を膨らませると、快い入眠になっていきましたよ。