呼吸には体を動かす時に使う”吸ってから吐く”呼吸法と、心を穏やかにする時に使う”吐いてから吸う”呼吸法があり、使い分けられるのがベストなのだそうです。
そしてリラックスするために重要なのがこの”吐く”を意識して行う腹式呼吸!
呼吸の仕方を覚えてこわばった体をほぐしましょう!
産後には大きな喜びもあれば、大きなストレスもある!
出産後は新しい命に出会い、成長を知る喜びを感じることができて幸せいっぱいな反面、それまでの環境が大きく変化することでストレスを感じてしまう部分も出てきてしまいます。
寝不足、生活リズムの変化、免疫力の低下や骨盤のゆがみなどからくる疲れ、出産による体重や体の変化にホルモンバランスの変化・・!こんな様々な辛い要因が複雑に絡み合うと自律神経にも影響してさらにイライラやストレスの原因に。
負のスパイラルに抵抗するには休息とリラックスタイムが必要不可欠です!
要注意!1分間に15回以上呼吸していたら・・それは”ストレス信号”
普通の状態の呼吸は1分間に13回程度だそうです。そしてイライラしている時やストレスがたまっている時、人間は心拍数があがるとともにもちろん呼吸も増えていきます。
子どもに怒ってしまうとき、自分の気持ちがうまくコントロールできない時。そんな時はいったんその場を離れて一呼吸置いてみましょう。そして少し落ち着いて自分の体に目を向けてみましょう。
呼吸状態を知ることで自分のストレス具合を知り、そこからは逆に呼吸をコントロールする事で落ち着くことができるかもしれません。
緊張した自律神経をほぐすには深い呼吸が効果的!
自律神経は昼間などの活動時優位になる”交感神経”と、夜や寝ている時に優位になる”副交感神経”の二つの神経からできています。そしてこの二つのバランスはストレスがかかると乱れやすく、乱れると体にいろいろな不調を感じるようになります。
つまりこのバランスをとることが元気の源と言えますが、バランスをとるには日頃からストレスや疲労をためない。そして昼夜逆転の生活をしないことが重要だとか。
「いやいや!出産後すぐってそんなこと考えていられない!」ですよね!?
そいうわけで。自律神経をお手軽に、効果的に調整できるという『呼吸法』をおすすめします。
腹式呼吸『丹田呼吸法』でリラックス!
肺の下にある横隔膜には自律神経が密集しているそうです。腹圧をかけて行う腹式呼吸はその横隔膜に刺激をあたえ、ゆっくり行えば行うほど副交感神経が優位になりリラックスできるそう!これを意識的に深く行うのが『丹田呼吸法』です。
”丹田”とはへその9㎝下にあるツボ。へその下の腹筋を意識して固くしながら息をゆっくりと吐き切り、次に丹田から吸うイメージで肺とお腹に空気を入れることを繰り返し、ツボを刺激します。
過緊張になっている自律神経はリラックスされて、逆に機能低下している場合は適度の緊張を取り戻して復調してくれる。この呼吸法は心理療法にも使われているそうです。
呼吸をコントロールして本来の体の能力を取り戻そう。
椎名由紀さんの”ZEN呼吸法”というのも体を整える呼吸法としてテレビや雑誌で多数紹介されています。
呼吸を整えることが心と内臓を鍛えることになり、肉体と精神、その両方が元気になる事が真の健康であると書かれています。
丹田呼吸法にしてもZEN呼吸法にしても、重要なのは一時でも自分の体を見つめて対話する時間を持つこと。
出産してから毎日なかなか自分の事をいたわる時間も余裕も無くなりますよね。それでも1日10分!自分の体と対話しながら呼吸を整えて心と体もリラックス。
赤ちゃんと、そして子供と毎日笑顔でいられるように!ぜひ取り入れてみてくださいね。