昼間は元気に遊んでいたのに、夕方ごろから少し様子がおかしくなり熱を測ってみるが微熱。
このまま様子を見ることにし1時間おきくらいに熱を測っていたら38度くらいに上がっている!!
小さな子供にはよくあり親として本当に心配。昼間なら病院へ連れて行くのですが、診療時間を過ぎた夕方以降はどうすべきかすごく悩みますよね。
ここでは子供を夜間に病院に連れて行く前の心得を取り上げていきます。
●救急外来とは
救急外来は 通常の診療時間外、夜間、休祝日のための診療です。
比較的空いているから、とか、日中は仕事が休めないから、など個人的な理由で安易に利用するのは避けましょう。
通常の診療時間にかかる程度の患者さんが多く利用すると、重症の患者さんのケアに支障がでますし、医療従事者の負担も増えます。
●お医者さんの言葉
知り合いのママが夜中に子供が高熱を出したので救急外来にかかったところ、
「これくらいで夜中に連れてくるな。」と怒られたと言っていました。
実は私も、
「朝になるまで待つ、というお母さんの強い気持ちも大切。」
と言われた経験があります。
小さい子供は体のリズムの関係から、夜になるにつれて熱が上がるそうです。
お医者さんの意見では、多くのお母さんの心配のし過ぎというのもあるようです。
●どんな場合に救急外来に行くか
そうは言っても、急いで病院に連れて行ったほうがいい場合もあります。
その目安として、熱がたとえ低くても、ぐったりしている、顔色が蒼白、目でものを追わない、水分を受けつけない時などです。
熱は高くても手足を動かせたり水分が取れているなら、朝まで様子をみてあげることができます。
3か月以下の赤ちゃんは風邪以外の病気が原因もあるので夜間でもすぐお医者さんに診てもらいましょう!
どうしても判断に困ったら、小児救急医療電話相談を利用しましょう。
#8000に電話をかければ対応してもらえます。
●持っていくもの
救急外来にかかる際に必要な持ち物。
・健康保険証・医療費受給者証(お持ちの方)・母子手帳・現金
さらに準備が出来そうなら、替えのオムツやビニール袋、タオル。
赤ちゃんを抱っこしていて嘔吐された時の為に、親は肩からタオルをかけて赤ちゃんには着替えを持っていると助かります。
そのまま入院となることもあるので、バスタオルやティシュなど、普段から入院セットを準備しておくと手間が省けますね。
●おうちで様子を見る場合
熱はあっても機嫌は悪くなかったり水分が取れていて、通常の診療時間になるまで待とうと決めたら、おうちでどんなケアをすればよいでしょうか?
引き続き水分を小まめに与えます。
熱を下げる場合、熱が上がりきった頃に解熱剤を使用すると解熱剤の効果が発揮されやすいそうです。
室温は赤ちゃんやお子さんが快適と感じるような設定に。
寒気が取れたなら厚着はやめます。
また、119番は救急車を呼ぶためだけでなく、処置の方法も教えてくれるそうなのでわからないことは尋ねてみましょう。