知ってて損はない子どもの誤飲時の対処法!誤飲に要注意!

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赤ちゃんや子どもの思いがけない事故で多いのが「誤飲」です。大きい子供を含めた事故でも上位に入ってきます。赤ちゃんの場合、何でも口する習性があるので注意が特に必要です。1歳以上になっても驚くような物を飲み込む可能性は十分あります。そうならないように注意はしていてもいざという時に知っておくと落ち着いて対処できるのではないかと思います。

子どもが誤飲!対処法!

子どもの誤飲は、3歳未満のころによく起こるといわれています。
ママが家事に追われて赤ちゃんや子どもからつい目を離すことが多い時間帯に誤飲が多くなるといわれています。

好奇心旺盛な赤ちゃんは、口に入りそうな小さい物はもちろんですが、カラフルな物、液体の物など様々な物を口に入れてしまいます。そのため、赤ちゃんが小さい間は家の中の物の配置に注意が必要。
なかでも誤飲しやすいと言われている物が、タバコ、医薬品、化粧品、ボタン、電池、洗剤、文房具などになります。

まずは口の中を見ます。口の中に何かあった場合は指を入れて取り出してください。その時に大きな声を掛けて驚かすと、子どもはびっくりして、口の中の物を誤って気管に吸ってしまうことがあるので注意です。

取り出す時は落ち着いて声を掛け、慌てず奥に入っていかないよう気をつけて取り出しましょう。既に飲み込んでしまった場合ですと、飲み込んだ物のにより対処が違ってきます。

しばらく様子を見る物や、吐かせてから病院へ連れていく物、そして吐かせず直ぐ病院へ連れていく物があります。次に、それら様々なケースの対処方法を説明しますね。

少量なら飲み込んでもあまり心配のないもの

•紙
•クレヨン
•化粧品
•石鹸、シャンプー
•絵の具
•シャボン玉液
•墨汁
•線香
•乾燥剤
•粘土

上記のようなものを誤飲した場合、それが少量であれば特に心配はいりません。口の中に、異物があるようならできるだけ取り除き、しばらく様子を見る。

ただし、症状に変化があった場合は必ず医療機関を受診してください。

発達に伴い行動範囲が広がった赤ちゃんは、口に入れることによって物を認識したり、好奇心が大きくなり気になる物に手を伸ばし出します。
まずは誤飲を未然に防ぐことが大切です!
赤ちゃんが触れる範囲に危険な物を置かないようにしましょう。いつも子どもの目線で気にするようにしましょう。
赤ちゃんは日々成長していきますので、昨日までは出来なかったことでも急に今日はできるようになっていることも。事故にならないように、前もって対策をしましょうね。

飲み込んだものを吐き出させる方法

固形物を口に入れてしまった場合、喉の奥の気管にまで入っていってしまった場合は、赤ちゃんの頭を低くし、喉の奥に指を入れて舌を押し下げる方法で異物を取り除きます。赤ちゃんが自分で咳をしている場合は、咳によって異物が出てくるかもしれないので様子を見守ります。

それでも異物が出てこなくて、気管に異物が詰まったままであると考えられる場合は、背中を叩いたり腹部を圧迫する方法で異物を取り除きます。

次の様な症状になった場合は、すぐに医療機関を受診。
•飲み込んだとたんに咳が始まった
•呼吸の状態がおかしい
•顔色が悪い
•ぐったりしている
迷わず119番です!

吐き出させてはいけないもの

飲み込んだから吐き出させればいい訳ではありません。
無理に吐き出させる事で悪化させる場合があるので要注意です。

•揮発性のもの(石油・ガソリン・除光液など)
•強酸・強アルカリ(漂白剤やカビ取り剤、生石灰乾燥剤など)
•鋭利なもの(がびょう・ガラス・ホチキスの針など)
•乾電池・ボタン電池

これらのものは、窒息したり肺や食道を傷つけてしまう恐れがあるため、すぐに医療機関を受診してください。

また、いま誤飲されやすい物で話題になっているボール型洗剤は、特に取り扱いに十分注意をしてください。濡れた手で触ると液体が出るので乾いた手で取扱うようにしましょう。

特に、揮発性のもの(石油・ガソリン・除光液など)を誤飲してしまった場合や、意識がなくなってしまっていたり、けいれんを起こしている場合は、救急車を呼ぶようにしてください。

特に注意が必要!たばこの誤飲

誤飲しやすいといわれているものの中でも、特に注意が必要なものに「たばこ」があります。昔から言われていますが、たばこは誤飲してしまうと重篤な中毒症状が出ることがあります。

たばこの誤飲に気がついたら、すぐに口の中に残っているたばこの葉を取り除き吐き出させます。水や牛乳を飲ませてしまうと消化管の中に吸収されてしまう危険性があるので、絶対にダメ!
<様子を見ていればいい場合>
飲み込んだたばこが2cm以下で吐き気やおう吐、顔色が悪い、ぐったりしているなどの症状がない場合は、とくに処置の必要はありません。しかし、念のため4~5時間は子どもの様子の変化に注意する。
※2cm以下のたばこをのみ込んだ場合でも、上記のような症状があらわれた場合はすぐに病院で受診。

<すぐに医療機関で受診する場合>
•たばこの浸かった水を飲んだ場合
•2cm以上たばこをのみ込んだ場合
•ニコチン中毒症の症状が出ている場合

ニコチン中毒症の症状・・・吐き気やおう吐、顔色が青白くなる、ぐったりしている

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