新生児の頃はツルツルだった赤ちゃんの肌が、2カ月を超えた頃から、だんだんとブツブツが目立ってきて、悩むママが多いようです。実は産まれてくるときにママのホルモンを持って生まれてくる為、守られているんだけど、2カ月頃になるとそれが段々なくなって、肌トラブルが出てきてしまうんだとか。
よくあること、と言われても、赤ちゃんの肌がガサガサしているのは、気になるし可哀想ですよね。
そこで、乳児湿疹の原因とママが出来る予防とケアを調べてみました!
そもそも乳児湿疹て何?
乳児湿疹というのは、赤ちゃんの肌に出来るブツブツの総称です。なので、脂漏性湿疹も乾燥性湿疹も、その他の湿疹も全部まとめて「乳児湿疹」と呼ばれています。つまり、それぞれ原因が違うので、これで絶対大丈夫ということは一概には言えないんです。
大切なのは、何が原因でできている湿疹なのかを正しく知ることです。
心配があれば、早目に皮膚科を受診してあげて下さいね。
乳児湿疹の基本的なケア
・汗をこまめにふき取りましょう。
普段から汗をかいたなと思ったら、ガーゼやタオルなどでふきとってあげましょう。こするのではなく、優しくぽんぽんとガーゼを抑えるようにして拭いてあげて下さい。湿疹がひどいときは朝起きた時も拭きましょう。
・清潔にしたあとは保湿を。
洗ったあとは、低刺激のベビー用ローションやクリームで保湿してあげて下さい。洗いっぱなしだと、肌がカサカサになって、乾燥による肌トラブルを招くこともあります。
・爪を切って、かきこわし防止しましょう。
赤ちゃんの爪は薄いのでとても鋭利です。短くカットしてひっかき傷を作らないように気を付けてあげて下さい。湿疹のひどい時は、手袋をしてあげても良いと思います。
脂漏性湿疹の場合
新生児ニキビと同じでとても多く見られます。生後4か月頃までに現れやすく、黄色っぽいかさぶたのようなものやふけの様なものが出てきます。
過剰分泌された皮脂が肌表面や毛穴に溜まってしまうことが多いことが原因とみらています。
ケアの方法は、入浴時にしっかり洗い肌を清潔に保つこと。かさぶたのようなものが取れにくい場合は、入浴前にベビーオイルやワセリンなどで患部をふやかすと、取れやすくなります。
生後4か月頃までに現れやすく、顔面と頭部に黄色っぽいかさぶたのようなものやフケのようなものが出てきます。かゆみはほとんどありませんが、炎症を起こすと赤く腫れあがったり、患部がじゅくじゅくしたりすることもあります。
あせもの場合
夏の時期によく見られるあせもは、首の回りや背中など、汗をかきやすく蒸れやすい部分に出来ます。新生児では白いぼつぼつ、それ以降は赤いぼつぼつが見られ、痒いので、赤ちゃんがひっかきやすいです。
爪で搔き壊してしまうと、「とびひ」になってしまうこともあります。
赤ちゃんは汗っかきで、体温も高めなのに、汗腺が未発達なので、汗が溜まりやすく蒸れやすいのです。
毎日の入浴でキレイにすることはもちろん、汗をかいていたらこまめに着替えさせたり、シャワーをしてあげましょう。服は着せすぎには注意して、汗をかいていないか、こまめにチェックして清潔を保つようにしてあげて下さい。
母乳の影響は?
ママが食べたものはそのまま母乳になります。大人でもチョコレートを食べすぎるとニキビが出来るなんてことがありますよね。赤ちゃんは身体も小さいのでその影響をダイレクトに受けやすいという説があります。
一般的に甘いもの、脂っこいもの、乳製品は母乳にはよくないと言われています。これが、乳児湿疹の原因の一つかも知れないのです。
長い人生のうちのほんの1年ほどの授乳期間です。ちょっとだけ、食べたいものを我慢して、質の良い母乳を作ることを心掛けてみて下さい。
因みに筆者の場合は、甘いもの断ちで、ベビーの湿疹は綺麗に治りました。偶然かもしれませんが。。。