子どもが今までおもらしもおねしょもしたことがなかったのに、突然できなくなってしまうことはありませんか?なんで急に!?と頭を抱えてしますお母さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、おしっこをコントロールできなくなってしまった子どもの心と寄り添い方についてまとめています。
おねしょをする子は優しくて感受性が豊か
おねしょをしたり寝ぼけたりする子は、辛いことがあってもそれを言うとお母さんが悲しむことを知っているので、何も言わないで、その辛さを自分一人で抱え込んでしまいます。感受性がゆたかであるがゆえに、それがおねしょや寝ぼけなどになって出てくるのです。
ですから、おねしょや寝ぼけなどを叱るのは全くの見当違いです。
おねしょを直す最善の方法は、おねしょをする子どもの心の辛さ、わだかまりを理解し。それを取り除いて、心に安らぎを与えてあげることです。
おねしょの不思議
おねしょというのはとても不思議なもので、何かがきっかけになってピタッと止まってしまうことがよくあります。
おねしょの原因の一つが、子どもの甘え不足だと言われています。
例えば、子どもが朝起きてきたら、1分間抱きしめる。そしてトイレに行くと言ったら抱いて連れて行く。子どもが大きくてもかまいません。服も抱いて着せてあげましょう。ごはんも抱いて食べさせてあげて、出かけるときは、靴もはかせてあげましょう。
とにかく、べったり可愛がって、もちろんお風呂も一緒、夜も添い寝をしてあげて下さい。
こんなに甘やかして、子どものためにならないのでは!?と思ってしまいますが、十分に甘えて納得できた子どもは自然と自立していきます。そして、心が満たされおねしょもなくなっていくでしょう。
おもらしも甘えたい気持ちのあらわれ
甘え不足がおもらしになってあらわれる場合もあります。
遊びに夢中になっているわけでもないし、トイレに行こうと思えば行けるのに、おもらしをしてしまう。するとお母さんが飛んできて世話を焼いてくれる。子どもはそれを期待しているのです。
言うまでもなく、お母さんに甘えたい気持ちの表れですので、これを叱るのは見当違いです。それよりも、子どもと一緒に遊んで十分に甘えさせ、甘え不足を解消してあげることが必要です。
子どもはおしっこで訴える
子どもにとって、おしっこやうんちは、親を自分の方に振り向かせる最高の手段です。おねしょやおもらしも、やろうと思ってもできませんし、明日からやめようねと約束しても止まりません。
子どもの寂しい心、言えない優しい子どもの心にお母さんの愛がすーっと入ったとき、ピタッと止まります。
これは小さな子どもでも10歳の子どもでも、13歳の子どもでも同じです。
愛を伝える方法
おしっこを自分でコントロールできなくなるまで我慢して、不安で寂しい子どもへ愛を伝える一つの方法としては、子どもが「おしっこ」と言った時に、一緒について行き、終わるまで待っていてやることです。
親がトイレの外で待っていてくれたら、子どもは抱っこの何倍も嬉しいものです。
親というのは、しょっちゅう抱っこしたりおんぶしたりできなくても、そういう子どもが喜ぶツボをおさえていればいいのです。