今話題になっている新生児の添い寝問題。
発端は人気放送作家、鈴木おさむさんのブログから。妻のお笑い芸人、大島さんが生後1週間の赤ちゃんと添い寝をしているのだがみなさんはどうおもいますか?言う問いかけ記事から添い寝「賛成派」と「否定派」の意見がコメントによせられました。
実際新生児の添い寝っていいの?悪いの?気になる赤ちゃんの心理もご紹介します。
新生児っていつまで?
まずは新生児とは生後何日目までの赤ちゃんのことをいうのでしょうか?
母子保健法では、出生28日未満を新生児と規定しています。
最近は生後1ヵ月~2ヶ月、つまり首がすわるまでを「新生児」と呼ぶケースもありますが2ヶ月となると新生児と呼ぶには少し違和感があります。
なので一般的には生後一ヵ月までの赤ちゃんを新生児と呼ぶ事が多いですね。
新生児の赤ちゃんは生まれたばかりで、まだ環境になれていません。環境の変化に慣れようと日々必死です。
また身体も柔らかくちょっとした刺激も新生児には大きな刺激です。
ちなみに乳児は一歳まで。小学校入学前までを幼児と呼びます。
添い寝のメリット
まずは添い寝のメリットからご紹介します。
新生児の赤ちゃんはママのお腹にいた時に守られていた分、外の環境に不安になっています。そんな時にママのぬくもりは一番の安らぎだと言えます。
一日約20時間も寝ている赤ちゃんのそばにお母さんがいると安心して眠れるのはきちんと理由があるのですね。
添い寝をすると赤ちゃんが安心して眠れる為赤ちゃんの寝つきがよくなり、眠りも深く上質な睡眠になります。
そして体重が順調に増えない赤ちゃんのための昔ながらの治療法のひとつに、赤ちゃんをお母さんのベッドに連れてきて母乳を与える、という方法があります。
添い寝が健康に与えるよい影響については、実際、長い間認められてきたのです。
また赤ちゃんだけではなくママもぐっすり眠れるのです!
添い寝をしている母親と赤ちゃんたちは「夜間の調和」を達成しています。赤ちゃんと母親の体内時計と睡眠サイクルがお互いに影響し合い、同調しているからなのですね。
添い寝のデメリット
ここまで見ると添い寝ってすばらしい!と思ってしまいますね。
では添い寝のデメリットはあるのでしょうか?
スウェーデンで、添い寝が乳幼児の突然死リスクを高めるとの注意喚起が行われました。
なんと親が添い寝した場合、乳児が1人で寝た場合に比べ、SIDSのリスクは約5倍に跳ね上がったと言うのです。
この数字は生後3カ月未満の赤ちゃんに関するもので、母乳で育てられているという同じ条件のもと、唯一の違いは親と一緒に添い寝しているか、親の隣りでベビーベッドで寝ているかだけ。
またベビー布団などではなく、自分たちが寝ているベットや布団に一緒に寝た場合、兄弟や両親が子供を押しつぶした例もある。
添い寝をし続けると子供が成長してもママと一緒じゃないと眠れず自立できない。という考えから海外では早くから添い寝をせずに赤ちゃんだけで眠るようにしています。
http://www.afpbb.com/articles/-/3004528
ベビーベットという選択
それでは添い寝反対派はいったいどうやって赤ちゃんを寝かしているのでしょう。
一番多いのはベビーベットを利用しているパターンです。
特に兄弟がいる家庭は新生児はベビーベットで安全に寝かせていると言う人が多いです。
また、ベビーベットよりもコンパクトな『添い寝ベット』。添い寝でも赤ちゃんにあたらないように『赤ちゃん保護ベット』、クーファンをそのまま夜使っている人もいます。
中には抱っこしないと寝てくれないので新生児の間はずっと抱っこ。抱っこしながらママも寝る。という人もいました!
正解がないのが育児
出産の数だけドラマがある。
新生児の数だけ子育てがあると言われていますが、その子育て方法もさまざまですよね。
みんなは何がいいのかではなく、目の前にいるわが子には何がいいのか考えるのが一番のようです。
特に添い寝など寝る事に関しては第一子なのか、兄弟がいるのかなどの家庭環境でも違いますし、寝室にベビーベットが置けるスペースが十分にあるのかなど居住スペースの違いでも大きく変わってきます。
育児には正解がありません。色々な経験者の意見や考えを調べて自分にあった最適な睡眠環境を作ってあげれば、それがきっと新生児赤ちゃんにとって一番安らげる場所になるのではないでしょうか。