独身時代は自分のお金は自分だけで使うことができていたけれど、結婚をして夫婦ふたりになると、避けては通れないお金の話。
「愛があればお金がなくたって・・・」なんて考え方もありですが、お金がないことで喧嘩をすることはあっても、お金があるからといって喧嘩になることはないですよね。ないならないで乗り越えることもできますが、あったほうがいいものなのです。
夫婦で話し合って、ストレスのない貯金をしてみませんか?
先取り貯金をする
貯金をしている人の多くは、先取り貯金をしています。
「余ったから貯金」ではなく、毎月決めた金額を「これは貯金するお金」と、口座から引き出さないようにしたり、別口座に移動させたりしています。
口座から引き出すのも、月に一度と決めてしまいましょう。
毎月どれくらいの金額が手元にあれば生活ができるのか把握し、足りなくなったからと何度も銀行やATMでお金をおろすのはやめましょう。
クレジットカードでポイントを貯める
何種類ものクレジットカードを持っている人がいますが、できることなら一枚にまとめてしまいましょう。
クレジットカードは使うたびにポイントが貯まる仕組みになっているものが多いので、夫婦で使うのなら家族カードを作り、それぞれで持っておけばいいのです。
家賃や光熱費、保険の支払など、毎月引き落とされるもののほとんどは、カード払いが可能です。
支払額が同じなら、ポイントを貯めたほうがお得ですよね?
貯まったポイントは、期限内に使い切るよう気を付けましょう。うっかり期限を過ぎてしまうと、とてももったいないですよ。
ただし!
クレジットカードを「現金がないから」「今月赤字になりそうだからリボ払いにしちゃおう」などという考え方で使うのはやめましょう。
現金支払いとは違い、クレジットカードは後から請求がくるので、ついつい使ってしまう人は要注意です!
臨時出費はキープしておこう
結婚祝いや快気祝い、入学祝や出産祝い、突然の不幸へのお香典・・・
生活費とは別に、準備しておいたほうがいい臨時出費です。
特にお香典は「今夜お通夜だから!」と、突然お金が必要になります。
わざわざお香典を準備しておくのは、誰かに不幸が起こることを待っているような感じがしてしまうので、親戚へのお年玉もひっくるめて冠婚葬祭費として準備をしておきましょう。
必要な時に大きな金額が動くよりも、毎月少しずつ冠婚葬祭費として貯めておけばそこから出せるので、生活費や将来への貯蓄に影響はありません。
貯金を習慣にしよう
先取り貯金をしたとしても、手元で管理するお金がありますよね?
そのお金の中からも、無理のない範囲で少しずつの貯金をしてみましょう。
たとえば、500円玉貯金はみなさん経験があるのではないでしょうか?
お財布に500円玉があったら貯金箱へ入れる。
ただそれだけなのに、気が付いたら驚くほどの金額が貯金箱に入っていた・・・という経験は、とてもうれしいものです。
「一週間5000円で生活する」と決めて、残ったお金は全部貯金箱へ入れるのもいいでしょう。
お昼ごはんは外食のつもりだったけれど、お弁当を作ったから差額を貯金するのもいいかもしれません。
大きな金額をドカン!と貯金するのもいいですが、日々の生活の中で貯金を習慣にしましょう。
ボーナスは生活費にしない
「ボーナスはない」と思っていた方が、貯金ははかどります。
日々の生活費は、月収でやりくりするのが理想です。
ボーナスは、絶対にもらえるという保障は全くないのです。
金額も、その時の会社や社会の情勢によって変動します。
会社の業績不振や不景気など、最悪の場合「ボーナスはゼロ」ということだってあり得るのです。
今現在、ボーナスで生活費の補てんをしているご家庭は、今後のためにも家計の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
貯金は、夫婦で目標があれば励ましあえます。
マイホーム購入や新車購入など、人生で何度も訪れないほど大きな金額が動く目標だったり、夏休みや冬休みの旅行資金や結婚記念日のお祝い資金だったり。
大きな目標も、小さな目標も、夫婦で同じ目標に向かって励ましあえるなら、貯金も苦にならないのではないでしょうか。