いつの時代も、人は愛することや結婚について悩んだり考えたりしてきました。
ちょっと行き詰まった時に、過去の名言からヒントをもらい、
気持ちが少し楽になれそうな言葉を集めました。
お互いのことだけに夢中になっていませんか?
愛するとは、たがいに見つめ合うことではなく、
いっしょに同じ方向を見ることだ
サン=テグジュペリ 『星の王子さま』の作者
エッセイ集『人間の土地』から
飛行機の操縦士でもあったサン=テグジュペリは、常に空を飛んでいたからでしょうか、目の前の物事だけでなく大きな観点から愛をとらえています。
愛が持続するには、同じ方向を向きいっしょに歩むことが大切です。
細かいことまで気にしていませんか?
結婚前には両目を大きく開いて見よ。
結婚してからは片目を閉じよ。
トーマス・フラー イギリスの聖職者
恋愛が盛り上がって結婚したけれど、結婚前には気づかなかった相手の欠点が
目について文句ばかり言ってしまうのは、よくあることです。できれば交際中に、相手のことをよく知り、結婚後は少しのことには目をつぶって、いちいちイライラしないで過ごしたいですね。
彼や夫を追いつめていませんか?
良い妻というのは、夫が秘密にしたいと思っているささいなことを、
常に知らないふりをする。
それが結婚生活の礼儀の基本である。
サンセット=モーム イギリスの作家『月と六ペンス』で知られる
「全部知ってるわ!」と追いつめると、男性は逃げ場がなくなって居心地が悪くなってしまいます。知っているけど知らないふり、気づいたけれど気づかないふりをしてあげる。そんな理想の言葉かもしれませんが、言うべきことは伝えないとストレスが貯まってしまいますね。親しき仲にも礼儀あり、でお互いの言われたくない言葉や見られたくないものには、あまり触れない方がよさそうです。
どうしてわかってくれないの?
夫婦はわけがわからんのがいいのである。
夫婦に科学は不必要である。
世の中に科学が入り込む隙のないものがまだあることは実に頼もしい。
佐野洋子 絵本『100万回生きたねこ』の作者 エッセイスト
佐野洋子さんは2回の結婚と離婚の経験者です。夫婦って何年一緒に暮らしても、相手のことを全て理解できるわけではありません。親友のようで兄弟のようにも感じ、時には母親にもなり仕事のパートナーであれば同僚にもなることも。そう、わけがわからん関係が夫婦です。そのわからなさを楽しみつつ、一緒に生活することが面白いところです。
まだ結婚していないと焦っていませんか?
よい夫を得られるなら、いくら婚期が遅れても遅すぎることはありません。
ダニエル・デフォー 『ロビンソン・クルーソー』の著者
この言葉の前には「悪い夫を手に入れる女性はたいがい、結婚を急ぎすぎた人です」とあります。晩婚化がすすみ、30代、40代で結婚するも増えました。
仕事で充実した生活を送り、恋愛から遠ざかってしまっても、いつ、よい出会いがあるかわかりませんよ。