思春期になると、おしゃれをしたい気持ちでいっぱいに。
雑誌やネットで見たファッションやメイクを試したくなるもの。
でもそれって本当に安全?と親ならば誰しも心配になりますよね。
子どものおしゃれで起こりやすいトラブルと、その対処法をまとめてみました。
トラブルナンバー1のピアス。樹脂製に注意!
校則で禁止されているけどピアスを開けたい。そんな子たちがファーストピアスに選ぶのが、樹脂製の透明ピアス。髪の毛で隠せばバレにくいし…と安易な気持ちで選んでいるかもしれません。
ですが、樹脂製ピアスは傷がつきやすく、そこから雑菌が入ってピアスホールが化膿することも。ピアスホールが安定するまで6週間ほどつけっぱなしにしておくには不向きです。
どうしても開けたいならば、できればチタン製のものが望ましいですね。
そもそもピアスは必要がないものです。身体に傷をつける行為であること、感染症のリスクがあることを子どもにも理解してもらいましょう。
子どもが手に取りやすい化粧品にも注意
今は小学生もお化粧する時代。おしゃれをしたい気持ちは、思春期には必ず芽生えるものです。
ですが、化粧品でトラブルが起きているのも事実。10代の肌は刺激に弱いので、日焼け止めやグロスなどでかぶれることも。
人工香料がキツめだったり、ラメが入っている場合など、かぶれが起こりやすいようです。
もしかぶれてしまった場合、その化粧品は二度と使わないほうがいいでしょう。かぶれが治ったからと言ってまた使うと、再発してしまうことも。
皮膚科に通わせ、ラメや人工香料の入っていない低刺激の化粧品を使うように教えてあげましょう。
そもそも10代のうちは、化粧をしなくても美しいものです(と、子どもに説明してもなかなか分かってもらえませんが…)。
おしゃれをしたい子どもの気持ちも認めつつも、そのままで十分きれいだということもそれとなく伝えてみましょう。
カラコンで失明も?
カラコンなしでは外出できないという女子高生もいるくらい、現代っ子の必須アイテムとなったカラコン。ドラッグストアやバラエティショップで手軽に買える時代となりました。
そういった手軽に購入できるカラコンは、目の酸素不足を起こすことが多いです。目の酸素不足が起こると、角膜に傷がついたり、腫瘍ができることも。
本来コンタクトレンズは医療機器であり、処方箋がないと購入できないものです。
カラコンを購入する場合は、医師の指導の下で行うようにしましょう。
また、処方箋を受けて購入したレンズでも、日常的に使用しているとトラブルの元になることも。
カラコンは休みの日だけ、などルールを設けたほうがいいかも。
頻繁につけるなら、日々のレンズの手入れや、3か月ごとの定期健診もしっかり行うようにしましょう。
過剰な香料。周りの迷惑になるかも…。
最近は柔軟剤なども香るタイプが増えてきましたね。ボディスプレーなど、安価で子どもが手に取りやすいフレグランスもたくさん売られています。
ボディスプレーや制汗剤、柔軟剤、シャンプー…全て香りつきのものを選んでいませんか?
香りはつけすぎると迷惑になります。高校や大学行きのバスに乗っていて、ボディスプレーの匂いで具合が悪くなった…なんて話も聞きます。
飛びやすいけれど香りがキツいボディスプレーは、学校にはつけていかないほうがいいでしょう。休日などにつける場合、身体から離してワンプッシュだけつけるのがいいですね。自分でも匂いがわかる状態はつけすぎです。
また、柔軟剤やシャンプーなど、家族で使うものも匂いがキツくないか、一度見直すのもいいですね。
子どもの気持ちを尊重しつつ、見守って
10代の頃は、周りの目が気になったり、周りに合わせたい気持ちでおしゃれをする子も多くいます。それは誰でも抱く気持ちですので、頭ごなしに否定してはいけません。
ですが、子ども自身の健康を害したり、周りに不快感を与えるおしゃれは親として心配ですよね。
家庭ごとにルールを作って、その中でおしゃれをさせるのがいいかもしれません。
例えば休日は好きにしてもいいけれど、学校では校則を守る、などです。
20歳を越えたら子ども自身の責任になりますので、親が過度に口出しするのは控えましょう。