妊娠も10カ月に近づくといつでも陣痛や破水が起きてもおかしくはありません。
そんな時、準備をある程度行っているだけで心構えが変わってくることと思います。
ここでは、陣痛や破水が起こった時にあらかじめ準備をしておくと安心出来るものについてご紹介いたします。
入院荷物の準備
入院の荷物は出来れば最低3つに分けておいたほうがいいでしょう。
1)緊急入院に備えたもの
妊娠周期が進むにつれて、何が起こるか分からないものです。健診当日に緊急入院になるということも考えなくてはなりません。
緊急入院では最低限の物を用意しておきましょう。
・保険証
・常用している薬
・母子手帳
・印鑑
・診察券
2)通常の入院に備えたもの
あらかじめ入院する病院で用意されるものや準備しなければならないものが資料で配布されますので確認しておきます。
・前開きのパジャマ
・生理用ショーツ
・哺乳帯
・洗面用具
・洗顔・化粧水
・タオル など
3)退院時に必要なもの
退院時は生まれてくる赤ちゃんの準備も行う必要があります。
・ベビー服
・肌着
・おくるみ など
これらの準備は出来れば28週くらいまでに一通り終えられていると安心です。
移動手段の確保
陣痛や破水はいつ始まるか分かりません。
そういった場合に移動手段をあらかじめいくつか確保しておきましょう。
1)自家用車
付き添いの夫や両親がいる場合には有効です。
基本的に、公共交通手段での移動は避けるように言われるのがお産です。
自家用車の場合は病院内の駐車時間の確認と近隣のコインパーキングの有無についても確認しておきましょう。
2)徒歩
病院から自宅まで歩いて10分程度であれば徒歩での移動も可能です。
しかし、陣痛の間隔が初産で10分、経産婦で15分以内となった場合には徒歩以外の移動を考えましょう。
3)陣痛タクシー
最近では陣痛や破水にも対応出来る24時間呼ぶことの可能な陣痛タクシーがあります。
しかし、これは地域によって受け入れるタクシー会社が異なり、サービスも様々です。
実際すぐ対応できるかどうかも不透明な部分もありますので、数社探しておいて登録されておくことが無難です。
家族への連絡方法の確認
陣痛や破水が起こった時に傍に家族がいれば良いですが、そうではない場合もありますので確認しておきましょう。
・ご主人の会社の連絡先
・ご主人の携帯電話
・ご両親の連絡先
・ご両親がお勤めの場合は会社の連絡先
出来れば、携帯電話に登録するのではなく、紙に書いて母子手帳に挟んでおくと良いでしょう。
病院への連絡方法の確認
病院へ急に連絡を取るとなると何をどうしたらいいか分からないことがありますので、速やかに連絡できるように確認しておきます。
・氏名
・診察券番号
・分娩予定日
・初産か経産婦か、お産は何回目か
・陣痛開始時間、間隔
・破水の有無
・病院までの移動時間
・移動手段 など
なお、病院によっては平日と土日祝日で連絡先が変更になっている場合がありますので、それも確認しておきましょう。
その他
経産婦さんの場合はお子さんがいる場合もありますし、中にはペットを飼われている方もいらっしゃると思います。
出産に備えて
1)お子さんがいる場合は誰か世話をしてくれる人がいるか、一時的に預かれる施設はあるかを調べておく必要があります。
2)ペットの場合はどこまでの世話をして病院に向かうか、その後誰がどのように世話をするか…などを話し合っておく必要があるでしょう。