痛そう?怖い?ちょっとだけ勇気を出せば不妊治療は怖くない!

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夫婦で話し合い、不妊治療はせず子供は自然に任せるという選択もあります。それは夫婦それぞれで後悔しない選択をするべきです。
でも中には「治療してみたいけど、どういう治療をするのかわからないから怖い」という方もいるのでは?
不妊治療をしてみることになったら、何から始めたらいいのでしょうか?



実は大事!病院選び

どこがいいのかわからないし、とりあえず家から近い産婦人科に行ってみようかという考えの方は多いと思います。でも、診療科目に「不妊治療」と出ているからといって、安易に選ぶのは危険です。
中には名医もいらっしゃいますが、不妊症の患者をどれくらい診ているか調べてから行きましょう。
妊婦さんや出産の診療と、不妊症の診療は全く違います。
また、待合室に妊婦さんがたくさんいる状況は、不妊症の女性にとっては耐え難い時間になってしまう場合も。
病院によっては人工授精までしか実施していないところや、逆に顕微授精しか行っていないところもあるので、よく考えて病院を選びましょう。

不妊治療専門病院ってどんなところ?

初めて行くときはけっこう勇気が必要ですよね。どの病院もホームページを作っていますので、診療内容や費用などをよく調べてから行きましょう。
ほとんどの患者さんが女性なので、内装も綺麗にしている病院が多いです。中にはホテルのような病院もあるほどです。
ほとんどの病院では、時間帯によっては待合室で座る席がないほど込み合っています。
本当に多くの夫婦がこの治療を受けているという事実にびっくりすることでしょう。

通うのがけっこう大変

不妊治療は月に3回~5回は通うことになりますので、自分に合った病院を選ぶことが大切です。
仕事をフルタイムでしている女性であれば、会社帰りや土日にも通える病院がいいでしょう。
ただし、生理開始日や排卵日を基準にして治療を進めていきますので、処置の内容によっては受診日と時間を病院から指定されますので、場合によっては仕事を休んだり、早退・遅刻もする覚悟は必要です。
そうなると、治療はしたいけど職場に迷惑をかけてしまうというジレンマに陥り、精神的に不安定になる人もいます。
今の自分は何を一番優先したいのか、優先順位をはっきりつけましょう。
定期的に夫婦で話し合い、協力し合わないと不妊治療は続けられません。

検査を受けてみる

初診では、一通り検査するように説明があります。
女性は内診、血液検査、卵管造影検査、子宮鏡検査など。男性は血液検査、精液検査など。この検査結果から治療法が決まります。
問題が見つからなければ大抵タイミング法から始まりますが、それでもなかなか妊娠しない場合は体外受精をしてみるのもいいでしょう。体外受精自体が検査にもなるからです。
実際に卵子を取り出してみることで、卵子の数や状態がわかります。受精できるか、受精したあと分割できるかなど、生殖の過程でどこに問題があるのかがより詳しくわかります。
体外受精は費用がかかるので躊躇してしまいますが、実は人工授精よりも妊娠率は高いのです。

医師に任せきりにしない

不妊治療は、タイミング法から始まり、徐々にステップアップしていく流れを基本としています。
注射や服薬など、薬を多量に使用することがあるため、副作用や体調不良に悩まされることもあります。
どういう治療をするのかは、病院や医師によって大きく異なるところです。
薬を多く使う高刺激の治療を行う病院。薬は極力使わず低刺激で行う病院。両方行っている病院。
高刺激は体に負担はかかりますが卵子を数多く採ることができ、逆に低刺激は体への負担は低いものの卵子の採れる数は少なくなります。
女性が高年齢の場合や、卵巣に残っている卵子の数が少ない場合は低刺激が一般的にはいいとされています。
それ以外にも体外受精以上になると、専門的で細かい選択を患者自身が迫られることが多くなります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、医師と相談し、治療を選択していくことが必要です。

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