何かをチョイスするレッスンは子どもの頃からやろう

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今、選べない大人が増えて来ていると言います。何を食べたいかと聞かれると何でもいいと答え、どちらが好き?と聞かれても、ずっと迷っていて選べない。

小さな事ならそれでもいいですが、人生の岐路に立った時、判断力がなかったら本人が一番つらい思いをするかもしれません。

幼いころから選ぶ練習をさせよう

子供に何かを選ばせるのは、難しいことだと思います。
なので、最初は2択くらいで提案してみましょう。
「カレーライスとシチューどっちを食べたい?」みたいな簡単なチョイスから始めるならきっと、子どもも答えられると思います。
ママがこうした選択肢を用意してくれることによって、子どもは何気なく選ぶレッスンをしていることになります。
もしかしたら、いずれは「ぼく(私)はオムライスが食べたい。」なんて思いがけない答えが返って来るかもしれないですが、選べるようになった証拠なので、喜ぶべきですよね。

本物を見る目を養う

子どもにとっては、大人が何?と思うような物を宝物にしていたりして、時々びっくりすることがあります。
家の娘は、幼い頃、学校帰りに拾ってきた石を大事に宝箱にしまっていました。
キラキラする石とか、白くて綺麗な石とかなら、まだ分かるのですが普通のその辺にある石にしか見えなかった私は不思議で仕方ありませんでした。
けれど、子供時代はそんなものでしょう。
本物を選ぶ目を養うのには、子供時代色んな物に触れておくことが大事だと私は、個人的に思っているのです。

本物って結局なに?

文学はいいけれど、漫画はダメとか、ハンバーガーよりフランス料理の方が高級とかそういうことではなくて、同じ種類の中で質が高いものを本物だとか、いいものだと表現するのかなと私は思います。
例えば、同じシルクでも、質の良し悪しがあるわけで、見ただけではなかなか判断は出来ませんが、経験を積む間には、これはいいもの、低質なものと分かるようになります。

子どもが興味を持ったものは

幼いころは面白いと感じたものが、少し成長するとつまらなく感じることはよくあることだと思います。
しかし、子どもが興味を抱いたものには、なるべくその気持ちが長続きするように導いてあげられたらいいと思います。
徹底的にやることも時には大事だと思うのです。(ゲームなど、親がどうしても悪影響だと思うものについては、時間制限をするなどの対処法も必要だと思います。)
そして、もし一緒に楽しめたら、尚更すてきだなと思うのです。

子どもにもこだわりがある

家の娘のように、拾って来た石を大事にする子どもがいるように、子どもにもそれぞれこだわりのポイントがあるようです。
ある子は電車だったり、キャラクターだったり、大人から見たらさっぱりわからないものが多いわけですが、だからと言って否定するのはやめましょう。
それがたとえ、石ころでも、赤ちゃんの頃から大事にしてる汚れたタオルでも、子どもにとっての宝物は親として、尊重したいと思うのです。
その小さなこだわりの芽を大事にして、本物を見る目を養う心を育てて行ってほしいと願っています。

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