幼い子供を預けて働くママは自分を責めないで

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女性の社会進出が発展する一方、子どもが生まれたら、育児に専念するものだと言う昔からの考えが、根強く残っていることも確かです。

幼い子供を預けて働くママには、周囲の人の、子供がかわいそうなどと言う言葉に気持ちが揺れることもあることでしょう。

ママであると同時に1人の人間として生きる

子どもを預けてお仕事をしていると、周囲の人から「赤ちゃんがかわいそう」「一番可愛いときにそばにいてあげないなんて」というような声を耳にすることもあると思います。
勿論、ママになったらお仕事はきっぱりとやめて、子どもと一緒にいるというのも一つの選択肢です。
それと同時に、働きながら子供を育てるという事も、ママなりに選んだ道なのです。
どちらが良くて、どちらが悪いなんて誰にも決めることは出来ません。
百組の家族があれば百通りの生き方があるはずです。
無責任な発言は気にしないで、自分らしく生きることに誇りを持ってほしいと思います。

経済的な理由で働かなくてはいけない場合もある

私も、下の息子の時は息子が3歳になってすぐに働き始めました。
夫が病気になり、経済的な事情からそうなったわけですが、何よりも辛かったのは子供が具合が悪いときに、そばにいてあげられなかったことです。
仕事をしながら、気になって仕方なくて、お昼休みに電話をかけたこともあります。
けれど、担任の保育士さんから「お母さん、だいじょうぶですよ。何かあったらこちらから電話するので、安心してお仕事してください。」と言われ、ハッとしました。
私って随分、中途半端だったなと反省したことを、今もはっきりと覚えています。

簡単にごめんねを言わない

子どもが熱がある時でも仕事が休めずにそばにいてあげられない時には、心の中で何度も子どもに謝っていました。
しかしある日、私が悲しそうな顔をすると、子どもも悲しそうな不安そうな顔をすることに気づいたのです。
だから「ママもがんばるね、だから〇〇もお薬ちゃんと飲んでね」というと、笑ってうんと頷いてくれました。
それから私は、自分の選んだ道を自信を持って歩いて行こうと思う事が出来たのです。
あの時の、息子の笑顔に今も感謝の気持ちでいっぱいです。

大切なのは一緒にいる時間の長さだけではない

仕事をすると、当然のことですが子供と一緒にいる時間が少なくなります。
だからと言って、親子関係がうまくいかないとか、子どもと心が離れてしまうとかいう心配は、いらないと思います。
一番大事なのは、たとえ短くても共に過ごす時間を大切に大切に育てて行くことだと思います。

心のチャンネルをうまく切り替えよう

お家にいるときは、ママへと気持ちを切り替えて、子どもが甘えて来た時には、出来る範囲で精一杯、受けとめてあげましょう。
それが、親子の安らぎとなり、かけがえのない絆を作っていくと私は、信じています。
接する時間の短さに、引け目を感じるのは、やめましょう。

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