産後の社会復帰の際の問題と乗り越え方

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子どもがある程度大きくなったら、社会復帰を考えるママが多いのではないでしょうか。

残念ながら、日本では産後の社会復帰はなかなか難しいのが現状です。

そうは言っても、働かないわけにはいかないし…と頭を抱えてしまいますよね。

社会復帰を考える際の問題と、乗り越える方法をご紹介します。



育児休暇をとっていたママ

産休・育休をとっていたワーキングママは、比較的社会復帰が簡単です。
産休が終わったら、そのまま会社に復職することができます。

ですが、子どもが小さいうちは病気などで会社を休みがちになってしまいます。
育児に理解のある職場でないと、肩身の狭い思いをすることになってしまうかも。
いざという時に頼れるよう、実家に相談したり病児保育をしている託児所を探しておくとよいでしょう。

また、一人目の育休が終わって復職した途端に二人目妊娠で産休に突入…というのはあまりおすすめできません。
長期にわたって仕事から離れていると、復職しにくくなってしまいます。
二人以上子どもが欲しい場合は、タイミングを考慮するようにしましょう。

職探しから始めるママ

専業主婦で子どもを育てていたママは、社会復帰がかなり大変。
小さい子どもを抱えての職探しには、さまざまなハードルがあるからです。

たとえば子どもを保育園に入れて働きたい場合。
待機児童が多い地域だと、ママが専業主婦だということで認可保育園には入れない可能性があります。
認可保育園に入れても、目安として3ヵ月以内くらいには職を見つけなくてはなりません。
また、面接までこぎつけても、小さい子どもがいるというだけで敬遠されてしまうこともあります。

職探しから始めるママは、『子どもが病気になった時にどうするのか』をしっかり考えておきましょう。
これを面接の場で即答できないと、まず雇ってはもらえません。
実家を頼るか、病児保育が可能な託児所を探しておきましょう。

保育園ではなく、託児所のある職場を探すのもひとつの方法です。

家事と仕事の両立を考える

社会復帰すると、ママにはとっても負担が増えます。
家事と仕事の両立は、思っている以上に大変なものです。
妊娠前はできていたことでも、家事・仕事に育児が加わると、驚くほど忙しくなってしまいます。

共働き家庭でしたら、パパとしっかり相談をして家事を分担するようにしましょう。
それが難しいようでしたら、パートや派遣など短時間での就業を考えるべきかもしれません。

周囲のサポートが不可欠

現代の日本は核家族化がすすんでいます。
ですが子どもが小さいうちは、夫婦だけで子どもを育てるのはかなり大変です。

パパやママの実家が近くにある場合は、サポートをお願いしてみましょう。
会社を休めない時に子どもを預かってもらったり、保育園の送迎をしてもらえればパパやママの負担はぐっと減ります。
頼れる肉親がいない場合は、ファミリーサポートなどを利用する方法もあります。

夫婦だけでがんばろうとすると、疲れや不満がたまっていずれ爆発してしまうかも。
情報収集をしっかり行い、周囲に上手に頼ることを覚えましょう。

優先順位をはっきりと

育児と家事、仕事のすべてを完璧にこなすのは不可能に近いです。
そこで、優先順位をしっかりと決めておきましょう。

掃除や洗濯は適度に手抜きをしたり、買い物は週に一度のまとめ買いにしたり。
お料理も週末の作りおきができますね。
子どもと向き合う時間をたっぷりとりたいなら、時短勤務ができる仕事を選ぶことも大切です。

子どもを抱えての社会復帰は大変ですが、ママ向けの就職フェアや説明会などもよく開催されています。
それらを上手に利用し、社会復帰への段取りをつけましょう。
近くにマザーズハローワークがあったら、ぜひ訪れてみてください。
いろいろと相談にのってくれますよ。

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