竜巻シーズン到来!竜巻から身をまもる方法

1,710 views

竜巻は1年中起こるものではありますが、9月は台風シーズンであり、秋雨前線があり、10月は寒冷前線という竜巻の元となる積乱雲が発生しやすい前線が発生します。まさにこれからが竜巻シーズンです。

竜巻が発生したら、どのように行動したらいいのか?

今回は竜巻から身をまもる方法をご紹介します。



竜巻が起こる気象条件

竜巻は発達した積乱雲の下で、地上から漏斗状や柱状で雲へと延びる上昇気流の渦巻きで、猛烈な風を伴います。
積乱雲以外でも、台風や寒冷前線、低気圧などの気象条件でも発生します。
竜巻は短時間に数十メートルから数百メートルの幅で、長さは数キロにも及ぶ広範囲にあっという間に甚大な被害をもたらします。
竜巻が移動する速さはだいたい時速40キロですが、早いものは時速100キロに及ぶものもあるので、竜巻注意報がでたら万が一に備えて早めに対策を取ることが大切です。

竜巻の前触れ

気象庁から竜巻が起こりやすい気象状況になったときに竜巻注意報が発令されますが、的中する確率は3~5%といわれています。
埼玉で発生した竜巻は、予測が間に合わないほどの巨大積乱雲スーパーセルが短時間で葉発生したことが原因でした。
竜巻注意報の的中率が低いことや、短時間で予測不可能のスーパーセルなどを考えると、どのように対策を講じればいいのかと思ってしまいますが、竜巻が起こるかもしれない前兆があります。
『真っ黒い雲が近づいてきて急に暗くなる』・『ひょうが降ってくる』・『冷たい風が吹く』・『雷鳴が聞こえる』
暗くなったり、冷たい風が吹くなど夕立と似たような点もありますが、目で見て五感で感じる普段と違う異様な感じがしたら、短時間で竜巻が発生することがあるので、とにかく身をまもる行動をとりましょう

竜巻から身をまもる方法【屋外】

竜巻が発生したら。。。
建物や車を被害から守ることは不可能なので、とにかく身をまもる行動をとりましょう。

【屋外にいるときに竜巻が発生したら】
※近くの丈夫な建物に避難する
※木や電柱から離れる
※車庫や物置、プレハブは危険なので入らない
※近くに建物がない場合は、地面より低い窪みの中で頭と首をまもってうずくまる
※車ごと飛ばされる可能性があるので、車の中は危険

竜巻から身をまもる方法【屋内】

【屋内にいるときに竜巻が発生したら】
※2階にいる場合は、屋根が飛んでしまうことがあるので1階や地下室に移動する。
※窓やカーテン、雨戸を閉めて万が一ガラスが割れた時に飛散を防ぐ
※丈夫な机の下に入り、両腕で頭と首をまもる
※トイレや浴室など、壁に囲まれたところに隠れる
※窓から離れる

まとめ

竜巻は日本中で起きています。
分布図を見るとわかるように、海岸線にそってよく起きています。
また、竜巻は平らな所、海の上や海岸線でも起こりやすいです。
海岸線以外では、関東平野は平らで広いためよく起こっています。
しかし、過去には品川区や目黒区、調布市など都内でも竜巻が発生しました。
今では、どこでいつ起きてもおかしくない状況です。
これからは他人事とは思わずに、地震同様に竜巻から身をまもる方法を頭に入れておきましょう。

こんな記事も読まれています



シェア