知らないと怖い!妊娠中の風疹感染が胎児に影響!夫も抗体検査が必要!?

3,729 views

妊娠初期に行う血液検査。

たくさんあるうちの検査項目の中に「風疹抗体検査」が入っていることを知っていましたか?

妊娠中に風疹にかかってしまった場合、胎児に影響が出る可能性があります。

自分は抗体があるから大丈夫!と思っている方。

本当に大丈夫でしょうか・・・?



風疹ってどんなもの?

春先から初夏にかけて流行しやすい病気とされていますが、近年では年間を通じて発症者が増加しています。
感染源は、風疹にかかっている人のくしゃみや咳などの飛沫に含まれる風疹ウイルスによって移ります。
症状は発熱、発疹、リンパ節の腫れが挙げられ、「三日ばしか」と呼ばれることもありますが、軽度のものから合併症を伴い重篤化する場合もある病気です。
かつては子供がよく感染していましたが、近年成人男性の発症が増加しています。

なぜ成人男性の感染が増加したの?

1977~1994年まで、風疹ワクチンは女子中学生のみ学校で集団接種されていました。
そのため男性は風疹ワクチンを接種する機会がとても少なかったのです。
そして1979年4月2日~1987年10月1日生まれの人たちは、予防接種法の改正時期と重なり、学校での集団接種から医療機関での個別接種へと切り替わったために男女共に接種率が低くなりました。
現在20代、30代、40代の人たちは男性の約5~6割、女性の3~4割が免疫を持っていません。
そんな中で風疹の流行に伴い一気に感染の広がりをみせました。
ちょうど妊娠を望む年代にあたり、風疹感染による胎児への影響が増加しつつあります。

風疹は一度自然に感染すると、生涯続く免疫が体中につくられるため、その後風疹にかかることはないとされています。
そんな中、「子供の頃に風疹にかかったかも?」と曖昧な記憶のままで今に至り、実際には風疹にかかっておらず、予防接種もしていないために風疹に感染してしまうケースが多く見られたのです。

妊婦さんが風疹に感染するとどうなるの?

妊娠中の女性、特に妊娠初期の女性が風疹に感染した場合、赤ちゃんの目(白内障)や耳(難聴)、心臓(心疾患)などに障害が出る可能性があります。
これを『先天性風疹症候群』といいます。
妊娠1か月では50%以上、2か月で35%、3か月で18%、4か月で8%の確率で発生し得るというデータがあります。
さらには感染した本人が気が付かないうちに感染している、ということもあります。

感染していることに気が付かない?

これを不顕性感染(ふけんせいかんせん)と言います。
これは細菌やウイルスなどの病原体に感染したにもかかわらず、感染症状を発症しない状態のことを指します。
不顕性感染者は、感染したことに気が付かないまま細菌・ウイルスのキャリア(保菌者)となり、他人に感染させている場合があります。
成人でも15%程度不顕性感染があるので、妊娠中の女性が無症状無自覚であっても感染している可能性があるため、症状がないからと安心はできないのです。

感染拡大を防ぐために。

妊娠を望む女性はもちろんのこと、パートナー(夫)にも風疹抗体検査を受けてもらうことが重要です。
仮にパートナー(妻)が風疹抗体を持っていたとしても、安心はできません。
夫が知らないうちに他の妊婦さんに移してしまう可能性が無いとは言い切れないからです。
風疹による障害を持つ子をなくすためにも、風疹抗体検査、予防接種は重要です。

各自治体で検査や予防接種に対し補助を出していることがありますので、事前にご確認を!

こんな記事も読まれています



シェア