毒親本が人気。過干渉の親が増えている?

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「毒親」とは、子どもに過干渉な親(毒になる親)のこと。テレビで『母がしんどい』などが取り上げられて、「毒親」という言葉を一度は耳にされたことがあるかもしれません。いま話題になっている「毒親」本についてまとめました。



「毒親」が話題になっています

子どもの人生を支配するように関わる親を扱った書籍や映画が話題となっています。
紀伊國屋書店・新宿本店では、母と娘の関係をテーマにした本が人気。
今、実の母が重荷になり悩んでいる娘が増えているとのこと。

ルーマニア映画で、ベルリン国際映画祭の最高賞、金熊賞を受賞した「私の、息子」も過干渉な母を描いている。人身事故を起こした息子を守ろうとする母親の過剰な愛情が招く親子関係の軋轢を描くヒューマンドラマです。

「毒親」って何?

一見、子どもに目を掛けている教育熱心な良い親に見えますが…

・子供を過度にコントロールしたがる
・いつまでも「子離れ」ができずに干渉を繰り返す
・「親不孝もの!」「誰に産んでもらったと思っているの」などと怒鳴りつける

こういう行動をとる親を、「毒親」(毒になる親)と言います。被害者が成人しているのに一人前に扱わず人格を否定するのが特徴です。

毒親に育てられた子どもが、知らないうちに自分も毒親になる?

”虐待の連鎖”という言葉あります。虐待を受けた人が、子どもを持つと虐待をする傾向があるということです。

子どもを生んで、ある日突然、母となる。子育ての仕方を誰に教わることなく、育てる。だから無意識に、自分のされた子育てをする。手本がそれしかないから、こうなります。

自分で連鎖を断ち切るためには、毒親本がとっても参考になります。

相次いで出版されている「毒親」の本

・母がしんどい

たいへんな毒親に育てられた著者が、苦しみ抜いた末に自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイ

出てくる人たち高学歴が多い。それだけ毒親の洗脳が凄いということか…異常に支配的な母親からの離脱と自身の出産を描いた一連の流れは非常に興味深い。これから親になる人も、既に親になった人も読んでほしい一冊。

なぜ母は娘を縛るのか。なぜ娘はNOと言えないのか。

・母が重くてたまらない

進学、就職、結婚、介護…。どこまでもついてくる母から、どう逃げおおせるか。NOと言えないあなたに贈る、究極の“傾向と対策”。長年葛藤して思い悩んで、自分がいやで母がいやで、やるせなさとやり場のない怒りとだれにも言えない自分の感情と無力感と…そんな複雑にからまった思いを整理してくださった気がします。Oと言えないいや〜な気持ち(言っても効き目がないという徒労感もある)とつきあいつづけてきた私にとって、この本はものすごく衝撃だった。

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