寝るのが遅い子。ルール作りで心も体もホッカホカ

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最近、就寝時間が遅い子どもが増えています。共働きの家庭や帰宅の遅いお父さんを心待ちにしている子、塾や習い事がある子、ゲームやテレビに夢中の子。それぞれ理由はあるけれど、成長のためにも十分な睡眠時間と早寝早起きの習慣を身に付けて欲しい。そう思う親御さんも多いのでは……。



体は疲れているけれど

子どもは何事にも全力です。帰宅後、体はくたくたに疲れているはず。
でも、大好きなお母さんやお父さんと一緒の時間は特別!
一日の出来事を一生懸命話したり、スキンシップを求めてきたり……。
学年があがるにつれて学校の宿題も増えてきますよね。
でも、いくつになっても甘えたい気持ちはあるものです。

食卓やお風呂で親子の会話を

そこで時間を有効活用。少しお行儀は悪いかもしれませんが、家族がテーブルを囲む夕食時に子どもの話を聞くのはどうでしょう?
「今日の給食はなんだった?」とこちらからの声掛けも自然といくはずです。気になる学校でのことも楽しく報告できるように、明るい雰囲気で会話を楽しみましょう。

心配なことや友だち関係など、ちょっとナーバスな話題の場合は、ゆっくり体をあたためながらお風呂での会話がいいかもしれません。

大人もテレビを我慢して

お風呂から出てきたときテレビがついていると、つい画面を見てしまうもの。
子どもがお風呂から出てくるまでにテレビは消しておきましょう。見たい番組は録画して、子どもが寝静まってからゆっくり自分の時間を楽しむのもおススメです。
一度テレビの楽しさを知ってしまうと、それをやめさせるのは大変。夜のテレビは親子で楽しめる時間帯と内容のものを選んでみては?

海外ドラマの親子のように

海外のドラマや映画で見かける、親子でベッドにもぐって絵本を読むシーン。
昔は「あんなこと日本ではないない!」なんて笑っていましたが、今ではわりと実践している家庭も多いようです。
実は我が家でも2人の子どもの寝かしつけに絵本は必需品でした。

子どもに本を一冊選んでもらいましょう。短い絵本でしたら二冊もありかもしれません。その時は、読み手であるお父さんかお母さんのおススメの一冊を選ぶといいと思います。
「もっと読んで!」と言われる前に「本を読んだら眠る時間ね」とお約束も忘れずに。

絵本を卒業した子には、児童文学などあまり難しくない本を。長く読む必要はありません。一日数ページ、またはきりの良いところまで読んで「続きは明日のお楽しみ」と本を閉じましょう。

寝るのは本当はいやだけど

両親に本を読んでもらった記憶は、大きくなってからも思い出として残っていることが多いようです。
「絵本を読んでもらえるなら、本当はもっと起きていたいけど我慢する」なんていう子も出てくると思います。

肝心なのは穏やかな心で接することです。
義務感などではなく、短い子育て時期の楽しみのひとつとして取り組んでみてはどうでしょうか?
読書が好きな子になるかもしれません。子どもが親になったとき、夜の絵本タイムが受け継がれていくかもしれません。

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