二人目生活~我が家の上の子ケア方法

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筆者は現在7歳の息子と、2歳の娘の母親です。本来はもう少し年の差を縮めて出産したかったのですが、なかなかうまくいかず5歳差になりました。一人っ子暦が長い息子、上手に付き合えるか不安でしたが、現在はとても仲良しの兄と妹になりました。いまのところですが….。筆者が気をつけた上の子のケア方法を紹介したいと思います。

ぼくのうちはどうしてぼくだけなの?

息子が幼稚園に通うようになり、周りのお友達は、弟や妹ができたりして幼稚園を休む場面に出くわすようになりました。それまで、「きょうだい」について全く関心がなかった息子でも、ある日「おかあさん、どうしてぼくのうちはぼくだけなの?」と幼稚園帰りに聞いてきたことがあったのです。
筆者も二人目が欲しかったのですが、流産を2度経験し、なかなか恵まれない日々でした。息子も筆者の体験を目の当たりにした一人でした。
「お母さんもね、赤ちゃん欲しいのだけど、本やおもちゃみたいに、欲しいからといって、手に入るものじゃないんだよ」と話した記憶がありますね。

赤ちゃんが出来た

そんな日々を送っていた39歳のとある日、妊娠が発覚しました。
すごくすごく嬉しかったと同時に不安な気持ちもありました。安定期に入ったときに、息子にも報告しました。息子は、ちょっと嬉しそうにしていましたが、前のことを覚えているのか、大喜びはしませんでした。
でも、どんどん大きくなる私のお腹。はじめは、「だっこして」と甘えてきでいたのが、スイカのようなお腹になってくると「ぎゅーしてよう」と寄ってくるようになりました。
息子の顔は、お腹のまん前。そんな時「お腹の赤ちゃんに、お話してみようよ」とよく誘って遊んでいました。お腹の中の赤ちゃん担当は筆者です。
ある日、幼稚園のママ友さんから「息子君、赤ちゃん生まれてくるのすごく楽しみにしているみたいだね」と聞いた時は嬉しかったですね。

おとうとがよかった.....

息子には赤ちゃんの性別を内緒にしていました。生まれてくるまでのお楽しみです。ずっと「妹が欲しい」と話していましたし、大丈夫だろうと思っていました。が、出産予定1ヶ月くらい前になり「やっぱり弟がいい」と話すようになりました。参ったなあと思いながらも、まあ、大丈夫だろうと思っていました。
しかし、息子の気持ちは大丈夫ではなく、「妹」が生まれたその直後「弟が良かった」と周囲に話していたようでした。実際、病室に来ても、まったく赤ちゃんに触ろうともしない息子。ありゃ~~~でした。

二人目生活がはじまって

初めはヘルプに来てくれていたおばあちゃんに甘えっぱなしの息子でしたが、そのうち通常モードに戻ると、なかなか筆者が大変な毎日だと言うことを目の当たりにするようになりました。(筆者の家族は夫、筆者、息子、娘の4人)夫がいない時はてんやわんやです。
そんなある夫がいない日、娘を寝室で寝かせようとしてもなかなか寝ず、リビングのバウンサーに移動したら、すやすや寝始めました。リビングでは息子が遊んでいます。
「赤ちゃんね、ずっとお腹にいるときから、お兄ちゃんのぎゅーしてよの声聞いてたから、お兄ちゃんの声聞いてると安心して眠るんだろうね」と話してみました。そして「お母さんはね、3人きょうだいだったのだけどね、今でもすごく仲良しなんだよね。大人になってなかよしのきょうだいってねすごく助かってうれしいものなんだよ。お兄ちゃんも赤ちゃんとそんなきょうだいになれるといいね、二人しかいないきょうだいなんだしね」とも付け加えてみました。
息子は「そうなんだね」とうなずいていましたが、納得まではしていないようでした。
でも、そんなことがあってから、バウンサーの中で泣いている娘を見つけると、がらがらのおもちゃを持ってきて、バウンサーを揺らしながらあやすようになり、「だっこしてみたい」と勝手に抱っこしてみたり(危ないですね)ということが出てきました。

現在は

夫は息子との時間を作ってくれてしました。夜、寝る時、先に息子を私が寝かしつけるのですが、その間、夫は娘のお世話をかってでてくれました。息子に大好きな絵本を読み聞かせ、ぎゅーした後に就寝という日々が続きました。
「ぎゅーしてよう」の息子の声を一番近くで聞いていた娘は、お兄ちゃんが大好きです。慕ってくれると息子もまんざらではないようですね。それでも、生意気になってきた2歳の女子に手を焼いていることもしばしば。けんかもありますね。
息子もこの2年でちょっぴり逞しくなれた気がします。どこまで息子の気持ちをくんであげられたかは不安ですが、もし、上の子のケアの方法があるとすれば、そのときの気持ちに寄り添って、気持ちを持ち上げてあげると言うことなのかなと思います。

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