生後7か月から9か月の赤ちゃんの発達と考える力

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この時期の赤ちゃんは、一人座りを覚えた子が多いと思います。両手も今までよりもずっと、上手に使えるようになってるはずです。

好奇心のおもむくまま、手遊びをさせる中で、赤ちゃんは指先が器用になり、手を使い考える力が身についていきます。

手遊びが上手になる

先ほども書いたように、両手をうまく使えるようになった赤ちゃんは、おもちゃを右の手から左手に持ち替えたり、両手で同時に持って、ガチャガチャ合わせたり、床に叩きつけたりして、落としたものを上手に拾う事も簡単に出来るようになるでしょう。
手を使えば使う程、器用さが増して、7か月頃にはまだ、てのひら全部を使って掴むようにしていたのが、9か月頃には、親指と人差し指でつまむことも出来るように成長する赤ちゃんもいます。

手遊びで育つ考える力

赤ちゃんは考えてから、手を動かすのではありません。
自分が手を動かす事によって、何かが変化するのを見て、だんだんと考えるようになっていきます。
つまり、ある一定の動作が、同じ結果を産むという体験を繰り返してから、手を使って考えるようになるのです。
こうしたら、こうなるという関係性の理解、またその予測も含めた好奇心が赤ちゃんの心を刺激して、いつもとは違うやり方をしてみようという探求心に、繋がっていきます。

見えなくても物があることを知る

4~5か月頃の赤ちゃんは目の前にないものはないものと同じだったのですが、成長した赤ちゃんには、たとえおもちゃが布などで隠されていても、一部分が見えてさえいれば、布の下におもちゃがあると、分かり始めてきます。
だから、おもちゃを布の下から出す遊びが好きなのは、見えなかったものは、自分の予測した通り、そこにあるという事を、確認するのが楽しいからです。

赤ちゃんを出来るだけ見守ろう

赤ちゃんが自分で出来なくて困っていることに対しては、ママが積極的に助けてあげてもいいと思います。
しかし、赤ちゃん一人でも解決できそうなことは出来るだけ見守る姿勢も大事になって来る時期だと思います。
ママが来てくれそうもないと感じると、赤ちゃんは意外と、自分で解決しようとするものです。
手助けしてあげたい気持ちは、そっと置いておいて、機嫌よく遊んでいるときは、そのまま一人で遊ばせてあげることも大切です。

赤ちゃんの周囲の安全性を考えよう

この時期の赤ちゃんは、とにかく活発に動きまわり、腹這いのまま後ろに下がったり、ハイハイするのも頻繁になります。
ですから、今まで以上に、安全な部屋作りを心がけ、危険なもの、触られたら困るものは赤ちゃんの目の届かない場所に移動させるなどして、伸び伸びとした環境の中で、ゆったりと、その成長ぶりを見守ることができたらいいですね。

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