兄弟げんかに対する親の上手な対処法

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兄弟げんかは、兄弟の子供がいる家庭にとっては、日常茶飯事です。

子供にとって、兄弟げんかは人間関係の構築にも大変重要です。

ではそんな時、親はどうすればいいのでしょうか。

兄弟げんかの上手な対処法を身に付けましょう。



見守る

子供が騒ぎ出すと、ついつい間に入ってしまいがちですが、まずは見守るのも大切です。子供の中の出来事は、子供に解決させるのも大切です。親にはわからないルールや感情があるのが兄弟げんかなのです。
子供同士の言い分やいきさつに耳を傾けてみましょう。
そしてママやパパはじっとその兄弟げんかの動向を見守ってみてください。
ただ叩いたり危ないものを持ち出したりしたときは、しっかりどうしてダメかを説明するためにけんかの仲裁に入るようにしましょう。

片方だけを怒らない

お兄ちゃん・お姉ちゃんだから、弟・妹だからという理由で、叱ることはやめましょう。
そうするとどちらかに不満が残るので、次のけんかが直ぐに起こってしまいます。
兄弟それぞれに言い分や感情があるので、兄弟げんかの仲裁に入るのなら中立の立場でお互いの言い分を聞くようにしましょう。片方だけの話では、自分のいいようにしか話をしないので、けんかの全容が見えません。
立場や感情をフラットにしてけんかの経緯を聞くようにしましょう。

よい所をほめる

けんかをしていない時にお兄ちゃん・お姉ちゃん、弟・妹のそれぞれの良い所を話してあげましょう。そうすることで子供の意識の中に、優しい気持ちや兄弟を思いやる気持ちが芽生えます。
また行いを褒めてあげるのも友好的です。
「弟の面倒が見れてえらいね」や「お姉ちゃんの言う事が聞けてすごいね」など、声かけをしてあげましょう。自分がほめられた事で、兄弟との接し方の意識が自然と変わってきます。

役割をはっきりする

お兄ちゃん・お姉ちゃん、弟・妹なんだから・・・と言ってしまうことがありますが、この続きをちゃんと伝えることが大切になります。
「お兄ちゃんなんだから、順番に遊ぶことを教えてあげようね」や「妹なんだからお姉ちゃんに聞いてからしてみようね」など、お姉ちゃんだからどうするのか、弟だからどうするべきなのかを、理解できるように説明してみましょう。そうすることでお兄ちゃん・お姉ちゃん、弟・妹の立場をしっかりとわきまえる事ができるようになります。
また話す時は、片方ではなく、両方に一緒に説明するようにしましょう。

心のケア

下の子が小さいと、どうしてもそちらのお世話が優先されます。
そうすることで上の子が不満を持ち、下の子をいじめるという兄弟げんかもあります。
上の子と向き合う時間を持つようにしましょう。
パパやママを独占できる時間ができることで、上の子の心は安定していきます。
下の子のお世話をするときは、上の子と一緒にするのも友好的です。
お手伝いすることで、お兄ちゃん・お姉ちゃんとしての意識も芽生え、そのお手伝いをママに褒められると、さらに下の子への愛情も増していきます。

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