乳幼児のしつけのコツ!子どもを伸ばすほめ方&叱り方!

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育児に奮闘中の私。先日、子育て講座というものに参加してきました。そこでなるほど!と思ったこと。

子どもをほめて育てていますか? 効果的なほめ方を知っていますか?
叱り方に悩むことはありませんか? ガミガミ怒るなど、間違った叱り方をしていませんか?
叱ることも、ほめることも、大切な親子のコミュニケーション。
子どもを伸ばす上手なほめ方・叱り方のポイントをまとめてみました。



どんな時に子どもをほめていますか?

「子どもはほめて育てよう」とよく言われますが、普段お子さんをどのようにほめていますか?大人でもほめてもらうと、嬉しくなって、俄然やる気が出てきますよね。
子どもは素直ですから、ほめられたことを大人以上に素直に受け入れて、行動や態度が変わり、成長につながります。悪いところを注意するのではなく、良いところを伸ばすことにより、悪いところも良い方向にもっていくことができるのです!
家事や育児に忙しく、ついつい子どもの良くないところばかりが目につき、叱ってしまい、ほめることの方が少なくなってしまう時ってないですか。でも、よく考えてみると「できること」は当たり前で、「できないこと」にばかり目が行きがちになってるんです。
「できること」・・・ちょっと前は出来なかったこと!それが出来た時は喜んでほめたはず!
ときには、子どもが普段「当たり前のこと」としてやっていることも取り上げてほめる。 例えば、「朝、元気にご挨拶できたね。」「残さず、全部食べられたね」という風に。
子どもはすぐに反応しますよ。

ほめすぎは甘やかしになりません。

ほめ言葉は良い子の暗示なんです。
私って良い子かな!→良い子にしなくっちゃと暗示をかけるようなものです。
甘やかしとはけじめをつけないこと。今日はいいけど明日はダメとかやったことないですか。子どもにとってはわかりません。親がけじめをつけたほめ方叱り方をしないとダメですね。
ほめられると子どもはさらに努力し、その子の良いところがどんどん伸びていきます。そして、何か一つが伸びてくると、それが自信となり、他のことにも良い影響を及ぼします。
悪いところを注意するのではなく、良いところを伸ばすことにより、悪いところも良い方向にもっていくことができるのです。ですから、最低でも、1日1回は子どもをほめましょう。
ほめ方にも工夫が必要です。心をこめずに見え透いた内容でほめることは、かえって不信感を抱かせます。子どもの目を見て心をこめてタイミングよくほめること!
他の子どもと比較したり、結果のみをほめるのではなく、プロセスや努力をほめること。さらに、言葉だけでほめるのではなく、抱きしめてあげたりして、ママは本当に嬉しいと伝えてあげましょう。同じように喜んだり、悲しんだりしてくれる親に子どもは安心します。

どんな時に子どもを叱ってますか?

叱るときは、きちんとその理由を説明して子どもが納得出来るものにする。
■ほめるときと同様、子どもと同じ目線で、子どもの目を見て、愛情を持って叱る
スキンシップを取りながらというのも大切。あなたが好きだから叱っているのよということを伝える。
■理由をきちんと説明して叱る
時々、○○に怒られるからダメというフレーズを聞いた事ないですか。例えば、「スーパーの中を走り回るのはお店の人が怒るからダメ」ではなく、どうしていけないかをキチンと説明してあげましょう。
■叱るタイミングも重要
やったあとで時間が経ち過ぎていたら、子どもはピンと来ません。やった後すぐ叱るのが効果的。ですが、子どもにも自尊心があるので、人前で叱って恥をかかせることは避けましょう。そんな場合はすぐにやめさせて、少し離れた場所にに移動して叱るといいです。
■子ども自身の言葉で反省させる
子どもに「なぜ、したのか」、「なぜ、しなかったのか」を説明させ、それがなぜいけないのか、これからどうするのかを、子ども自身の言葉で語らせます。
また、子どもが自分なりの考えを示したときは、まずはほめてあげる。「よく考えることができたね」と言葉をかけながら、しっかり抱きしめてあげる。
たとえ、その考えが間違っていたとしても、頭から否定せずにその考えをまずは受け入れてあげる。「○○ちゃんは、そういう風に考えたんだね。もっと他の考え方はないかな?」というように、子どもが自分の考えを話しやすい雰囲気を作り、じっくり聞いてあげてください。常に子どもと目を合わせて手を握ってあげるとかのスキンシップを撮りながら。

叱るときにこれはやってはダメ!

■感情的に叱る
感情的に叱らない!そのためには、一度、深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱る。感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定な子どもになる場合もあるそうです。
■子どもの言い分を聞かずに叱る
例えば兄妹喧嘩で、喧嘩の理由も聞かずに、上の子どもを叱ってしまうって事ありませんか。子どもの話を聞かずに、頭ごなしに叱ってはダメ。まずは冷静に子どもの話を聞いてあげる。
■くどくどといつまでも叱る
しつこくいつまでも叱り続けていると、かえって親の意図が伝わりません。親の伝えたい内容は心に残らず、怒られているという印象だけが強く残ってしまいます。
■自分の都合で叱る
疲れているからといって、八つ当りで叱ってしまうことはありませんか。 後でママが後悔するだけです。
■両親が一緒になって叱る
両親が一緒に叱ってしまうと、子どもの逃げ場がなくなってしまいます。一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的!
我が家の場合は、私が叱る時は主人ははフォローにまわります。主人が叱る時は私がフォローという感じです。
■誰かと比べて叱る
「○○ちゃんは出来るのに」と誰かと比較してはいけません。ひがみやすい子どもになってしまいます。また、いつも同じ子どもと比較していると、その子どものことが嫌いになってしまう場合もあるそうです。
■昨日と今日で言うことを変る
一貫性を持って叱らないと、子どもは親に不信感を抱きます。また、父親と母親もしつけに関して話し合い、統一性を持たせましょう。人によって言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。
■全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはダメ
「生まれてこなければよかったのに」など全人格を否定する言葉。
「もう、知らない! 勝手にしなさい」「出て行きなさい」など、子どもを突き放す言葉は子どもの心に深い傷となって残るので絶対に使ってはいけません!
■昔のことまで引っ張り出して叱る
子どもを叱っているとついついそのことに関連した前の事を思い出し叱ってしまうことってありませんか。終わってしまったことを言っても意味が無い上に、子どもが嫌な思いをするだけ。
■愛情のない体罰
体罰を与えることによって、親の意図が伝わりにくいだけでなく、子どもの心に深い傷を残します。さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、友達にも乱暴になる場合もあります。

1つ叱って10ほめる!

「ほめる」とき、「叱る」ときにかけられる言葉は子どもの脳の潜在意識や言語中枢に働きかけます。子どもの脳というのは、常に母親からどう思われているかを気にしているんですって!だから「ダメね」とか「何やってんの」「のろまね」などの否定的な言葉をママから聞くとどうなりますか?否定的な言葉より肯定的な「いいな」「すきだな」と伝えてあげたいものですね。

ほめ言葉は言霊(ことだま)としての力を潜在意識に発揮させ、子どもに笑顔をもたらし「自信」や未来を切り開く「生きる力」を育てます。

つねに感謝の気持ちを伝える。単に子どもが何かしてくれた時、例えば頼みごとをしてくれた時などに「ありがとう。ママはとっても助かったわ。」と感謝の気持ちを伝えるだけで子どもはほめられた!役に立てた!という気持ちになり、次もほめられたい!役に立ちたい!という前向きな気持ちになれるそうです。これだと今日からでも実践できるのではないでしょうか。

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